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英国の歴史あるパブを襲ったポルターガイスト現象。その元凶たる幽霊の正体をめぐり、無気味な噂が駆けめぐっている――!
物体が勝手に動き出したり、電気機械的な異変や激しい物音を引き起こす心霊現象を“騒々しい霊”を意味するドイツ語にならって「ポルターガイスト現象」と呼ぶ。古今東西さまざまな実例が報告されているが、英国のパブで撮影されたその決定的瞬間が今、世界のメディアを駆けめぐっている。
驚愕の心霊現象が確認されたのは、イングランド・ハンプシャー州サウサンプトン近郊のフォーリーという小さな村にあるパブ「ジョリー・セイラー」。
なんと、客がテーブルに置いた飲みかけのビールグラスが、まるで何者かに引っ張られているかのように(もしくは押されているかのように)ゆっくり移動すると、そのまま床に落下する現象が連発したというのだ。
店のフェイスブックで公開された監視カメラの映像を見ると、会話に夢中になっている3人の女性がふと注意を逸らした瞬間、たしかに大きなビールグラスが滑るように移動し、前触れもなく落下。まったく予期していなかった出来事に、女性たちが飛び上がるほど驚いているのも無理はない。さらにその2時間後、またしても同様の状況下でビールグラスがひとりでに落下し、客を震え上がらせる異変が起きた。女性たちはみな常連客で、グラスが落下した時には間違いなく手を触れていなかったと訴えているそうだ。
店側も客も、そして映像を見た人々の多くも、これぞポルターガイスト現象以外の何ものでもないと考えているようだが、そこで問題になってくるのが「いったいどんな霊が悪さをしているのか」という点だ。この謎について、パブの支配人を務めて3年目になるエミリー・ウォーターズ氏には心当たりがあるという。
ウォーターズ氏によると、「ジョリー・セイラー」は150年以上の長い歴史をもつパブで、1870年代に同店を切り盛りしていたジェームズ・マーティンという支配人は非常に気難しい男として知られていた。その気難しさは、客のグラスがテーブルの端に近すぎると、勝手にグラスを下げてしまうほどだったという。そのため、今回のポルターガイストはマーティンの霊による仕業だと考えているようだ。

「このパブで不思議なことが起こるのは、これが初めてではありません。バケツが突然倒れたり、壁から物が飛ぶように落ちたり、何者かの声がしたり。(店を開けていないときでも)常に視界の隅に何かがいる気がするのです。危険とは思いませんが、誰かがいる感じです」
こう語るウォーターズ氏は現在、ポルターガイストを排除するよりも受け入れ、むしろ店の名物として人々に訴えていくことを考えているという。その度胸と開き直りには感心するしかないが、引っかかるのはポルターガイストを起こしているのが本当にマーティンの幽霊なのか、という点だ。
そもそも、かつて神経質なマーティンが客のグラスを勝手に下げたのは、店が汚れることを極端に嫌っていたからだろう。そんなマーティンの幽霊が、グラスを床に落とすようなイタズラをするだろうか? よく考えると、ウォーターズ氏の話には大きな矛盾があるのだ。とはいえ、これがマーティンではないとしたら、何者の仕業なのか? 本件には、まだまだ語られていない謎がありそうだ。
【参考】
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/skin-crawling-cctv-moment-ghost-32219785
webムー編集部
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