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ハザールマフィア ベンジャミン・フルフォード 著
「ハザールマフィア」を軸に、世界像を読み解く
世界を裏で牛耳り、「世界の頂点に君臨する悪魔崇拝のカルト、ハザールマフィア」。人口を大幅に削減し、人類の家畜化を目論む悪玉だが、著者によれば、近年「欧米の改革勢力」が逆襲に転じ、このハザールマフィアの粛正が進んでいるのだという。その結果、世間には秘匿されているものの、多くのハザールマフィアの大物たちがすでに命を落している。その中には、イギリスのチャールズ3世やローマ法王フランシスコなども含まれているというから驚く。
本書は、この「ハザールマフィア」を軸に、現在と近未来の世界像を読み解く試み。
著者の情報源は、「長年、私が取材で信頼関係を築いてきた世界の政府や軍、情報機関の人たち」。この情報網がともかくものすごく、「米軍幹部筋」「CIA筋」から「MI6筋」、「ロシアのFSB(連邦保安庁)筋」はいうにおよばず、「ハザールマフィアの地球温暖化派の最高決定機関」である「三百人委員会」の現在のトップ(匿名)とも連絡を取り合っているという。なるほど、これほどの情報源に裏打ちされているのなら、著者が世界の裏情報に通暁していても不思議はない。
いずれにせよ、著者の姿勢は徹底した反米・反イスラエル・反ウクライナに、親中・親露、そして反ワクチン派である。そうした姿勢に共感する人、あるいは共感はしないが興味はあるという人は、本書をひもといてみてはいかがだろう。

(月刊ムー 2024年11月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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