戦後ポップカルチャーを率いた魔術師にしてカルト映画の巨人、ケネス・アンガーの〝毒素〟/初見健一・昭和こどもオカルト回顧録
クロウリーの意を継ぐオカルティストにして“過激”な映像作家だったケネス・アンガー。その挑発的な作品群がブームとなった80年代サブカル=アンダーグラウンドシーンを回顧する。
記事を読む

「わからない=怖い」のその先へ
河出書房新社のティーン向けレーベル「14歳の世渡り術」。14歳の、とはいうものの大人が読んでも勉強になる侮れないラインナップになっているのだが、同レーベルから発売された『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして”わからないもの”はこわいの?』はとくに本誌読者に“刺さる”内容かもしれない。
UFO、幽霊、UMA、怪談など、不思議で怖いものたちは、なんだか正体がわからない、得体がしれないから怖いのだともいえる。その謎に迫るのがスーパーミステリーマガジンたる「ムー」の使命だが、『世界ぐるぐる怪異紀行』は、そのサブタイトルにもあるようにより根源的な「どうして“わからないもの”はこわいのか」を学術的に、かつわかりやすく追求する一冊。
執筆者はいずれも現役で世界各地を調査する文化人類学者で、とりあげられた地域・テーマも「ベナンの妖術師」「ヒマラヤの雪男イエティ」「現代ロシアの呪術信仰」などとグローバルで多岐にわたっている。わからないことをわからないままに怖がる心理は、容易に排除、排斥の精神へとつながってしまう。怪異なるものや、自分とは異なる価値観をまず知り、考えることがこの先の時代のテーマになるのかもしれない。

『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして”わからないもの”はこわいの?』
(監修・著:奥野克巳,著:川口幸大、イリナ・グリゴレ、近藤宏、平野智佳子、福井栄二郎、藤原潤子、古川不可知、村津蘭 1,562円(税込)、河出書房新社)
webムー編集部
関連記事
戦後ポップカルチャーを率いた魔術師にしてカルト映画の巨人、ケネス・アンガーの〝毒素〟/初見健一・昭和こどもオカルト回顧録
クロウリーの意を継ぐオカルティストにして“過激”な映像作家だったケネス・アンガー。その挑発的な作品群がブームとなった80年代サブカル=アンダーグラウンドシーンを回顧する。
記事を読む
250年後に的中した「伝道師バスチャン4つの予言」とは? 今週のムー的ミステリーニュース!
8月9日~8月15日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!
記事を読む
動物か植物か妖精か? 不思議な生き物と未知の惑星を行く『ピクミン4』/卯月鮎・ゲームー案内
書評家・ゲームコラムニストの卯月鮎が話題のゲームから連想されるオカルト、超常現象、不思議をピックアップ。これらを知っておけばゲームがもっと楽しくなるかも!?
記事を読む
3つの尊顔を寄せ合う円満相の御利益!「合体大黒天」/本田不二雄・怪仏異神ミステリー
日本全国のただならぬ神仏像を探索する「神仏探偵」の新刊『怪仏異神ミステリー』より、とっておきの神仏像とその謎を解くリポートを特別に公開!
記事を読む
おすすめ記事