CIAが入手した旧ソ連のUFOデータ「セトカ」とは? UFO情報公開に新展開はあるか/遠野そら
UFOの存在を公認したアメリカが、旧ソ連時代のUFO情報も調査に乗り出している。UFOデータ「セトカ」はUFO情報の公開にどう影響するのか?
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ハーバード大学のアヴィ・ローブ博士が太平洋で回収した謎の金属球についての続報が届いた――。太陽系外からやってきたこの金属は、はたして自然物なのか、それとも人工物なのだろうか?
謎の恒星間天体「オウムアムア」は地球外文明が太陽系に送り込んだ偵察機であるという大胆な仮説を主張して一躍有名になった米ハーバード大学の理論物理学者、アヴィ・ローブ氏だが、最近はさらに一歩踏み込んで地球外由来と考えられる謎の金属球の収集と分析に熱心に取り組んでいる。
2014年にパプアニューギニアの沿岸から140キロの地点に落下し、海中に沈んだことが記録に残されている隕石「IM1(Interstellear Meteor 1)」に着目したアヴィ・ローブ氏は、これを磁石で回収する計画を発表し、今年6月に実行に移した。
調査を通じて海底から回収された700個ほどの破片には、硬く小さなワイヤー状の物体や、直径0.3ミリほどの極小ボールベアリングで使われる金属球のような小球体が含まれていた。
さっそく分析を行った結果、これらは地球上の自然界では存在しない合金の可能性があるとローブ氏は述べている。
「これは歴史的な発見です。なぜなら、太陽系外から地球へとやって来た巨大な物体に、人類が初めて触れたことを意味するからです」(ローブ氏)
小球体には他の隕石と比較して「太陽系標準に比べて最大3桁」過剰なベリリウム、ランタン、ウランなどの元素が含まれていたため、これらの金属片が太陽系外から来たものであると研究チームは結論づけたのだった。
しかし、謎は残されている。それはIM1が地球外文明によって意図的に送り込まれたものか、それとも太陽系外の自然物なのかという問題だ。
ローブ氏と天体物理学センターの博士研究員マイケル・マクロード氏が「arXiv」に投稿した新しいプレプリント研究によると、IM1の特性は「最も一般的な星であるM矮星を周回する岩石惑星の潮汐破壊によるものであると説明できる」ということだ。
論文では、先行研究で一部の白色矮星の大気に金属が含まれることがわかっていると指摘。そして、ローブ氏とマクロード氏は、これは恒星に近づきすぎて潮汐破壊を経験した岩石惑星の残骸かもしれないと言及している。
潮汐破壊とは、物体がブラックホールに近づきすぎて引き伸ばされ、引き裂かれて“スパゲッティ化”する現象である。金属が含まれた岩石の一部は星の周囲に堆積し、その他は高速で宇宙に飛び散るという。そして、その飛び散った金属成分の多い隕石が地球に飛来してきたというのである。
とすれば、IM1は自然物であることになる。しかし、ローブ氏によれはそう断言することもできないという。
「IM1は本当に自然の天体物理環境に由来するものであり、別の文明の技術によって製造されたボイジャー(木星探査機)のようなものではないのでしょうか。確かなことは分かりません」とローブ氏は声明で述べている。
「私たちの太平洋への次の遠征は、IM1のより大きな破片を見つけて、それが岩なのか、それとももっと珍しい物体なのかを確認することを目的としています。より大きな破片が見つかるまでは、IM1の起源を確実に知ることはできません」(ローブ氏)
IM1が自然物なのか人工物なのかについての検証は次回に持ち越された格好になったようである。
「たとえば(IM1から検出された)ランタンは、半導体から溶けた可能性があり、ウランは核分裂炉の燃料として使用された可能性もあります」
このようにローブ氏はIM1が地球外文明によって作られた物体である可能性について触れている。いずれにしても、ローブ氏と研究チームにはまだまだやらなければならないことが山積しているということだ。
「計画では、9か月以内にIM1への次の遠征を行う予定です」と同氏は電子メールで科学系メディア「Motherboard」に打ち明けている。
「私たちは現在、IM1のより大きな部分を見つけるためのツールを開発中です。それと並行して最初の遠征で回収した残りの小球体の分析を続けており、その中には物質の年代を特定するのに役立つかもしれない同位体まで含まれています」(ローブ氏)
はたしてIM1は“オウムアムア”に類する地球外文明が送り込んだ探査機の破片なのだろうか。ひとまずローブ氏一行の次の調査に期待したい。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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