UFO映画と現実社会が共鳴する! 歴史に残る傑作UFO映画オールタイムベスト(20世紀版)/UFO手帖
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近年、積極的に公開されてきたUFO情報だが、ここに来て変化が見られるという。そのことが如実にわかるのは、「モスル・オーブ」をめぐる一連の展開だ――。
最近のUFOは、銀玉型=オーブと形容される形状のものが目立っている。少し前にアメリカ政府が映像を公表した通称「モスル・オーブ」も銀玉型だ。世界中で有名になり、解析が進められていたが、ここにきて何らかのかん口令が敷かれた可能性が浮上した。主役は、やはり国防総省だ。
ウェブ上では、このネガティブな新展開の背景についてさまざまな憶測が飛び交っている。国防総省が主導する形で以前の秘密主義に逆戻りの展開が見られるということは、やはりモスル・オーブは“本物”だったのではないか。リサーチャー側には、そんなコンセンサスも生まれつつある。しかも国防総省は情報公開法の除外項目条件を適用し、法執行機関あるいは警察関連組織の捜査行動に対してのみ開示が可能という措置を取った。今後のUAP対策に関する米政府の姿勢が透けて見えるような動きだ。これが今後のスタンダードになってしまうのか。

最近の軍部は、いわゆるTicTacビデオの公開に始まり、主として海軍由来のUFO情報をかなり積極的に公開し続けてきた。モスル・オーブもその流れに乗る形で公開されたのだろうが、国防総省は今になって態度を一転させ、この映像に関する一切の情報へのアクセスが不可能になってしまった。 昨今の公聴会開催を機に、関係機関に「UAP関連情報は進んで公開する」という空気も流れ始めたが、今回の一件によって一気に秘密主義に逆戻りしてしまった感がやはり否めない。多くのリサーチャーがUAP情報の開示の流れにおける変化を感じ取っているようだ。
モスル・オーブの映像がウェブ上に流出したのは2023年1月だった。2016年4月16日にイラクのモスル上空を飛行していた物体を、MC12型偵察機から撮影したものだ。当初、軍部は何の反応もしなかった。否定も肯定もせず、黙認という言い方が一番正しかったといえるだろう。それ以前にリークされたビデオの数々に対しては、何らかのコメントを出していたので、それだけを考えてもモスル・オーブは最初から特別だったのかもしれない。
この映像を入手し、公開したのはジェレミー・コーベルとジョージ・ナップのコンビだ。ここ3年ほど、新たなUAPビデオや関係者の証言が登場する時に必ず聞く名前である。そもそも映像ジャーナリストとドキュメンタリー映画監督なので、ビデオ素材の発掘に関する独特の嗅覚を持っているのかもしれない。これまでにさまざまなUAP情報の他、ロズウェル事件やエリア51関連の“歴史に埋もれた証人”的な人物も発掘し、証言を紹介するスタイルの活動を繰り広げてきたが、公開される情報の内容が微妙に古いというイメージが拭えなかった。つい最近公開された、軍産複合体契約企業で勤務していたエリア51関係者のインタビューに関しても同じことがいえるだろう。

しかし、モスル・オーブの映像によって、彼らの評価はかなり高まった。そして本人たちも、自分たちが公表した映像が国防総省によって差し止められたという事実を受け、芯を食った情報だった可能性が高いと感じているはずだ。
機密情報の暴露で有名なサイト『The Black Vault』の運営者は、早い時点で情報公開法に基づく開示請求の手紙を国防総省に出したが、即座に拒否の返答が来た。理由は、モスル・オーブに関する情報は全て機密扱いになっていること、そして進行中の司法捜査の対象資料となっていることだ。これを突き付けられたら、もう動ける余地がないことは容易に想像できる。

現時点での新しい要素は、アメリカの司法関連組織が未確認飛行物体を捜査対象としているという事実だ。軍部が主導して行われるテクニカルな内容の調査ならともかく、UFOらしき物体が司法関連組織による捜査の対象になっているという状況も珍しいし、UAP現象との向き合い方における新しい局面を想像させる。
ならば、映像を公開したコーベルとナップにも捜査の手が及ぶ可能性がある。このあたりも注目しておいたほうがいいかもしれない。
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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