知られざる比叡山の魔所「狩籠の丘」/菅田正昭
京都の鬼門を守る比叡山(ひえいざん)。その山中に、3つの結界石が置かれた、奇妙な場所がある。遠い昔、最澄が魔物を倒し、地中に封じこめたとされるこの場所は、はたしてどのようなところなのだろうか。
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古代インカの黄金がどこかに眠っているーー。そんな伝説を裏付けるような情報がある。その地下通路がつながる先とは?
古くから伝わる、インカの黄金伝説。
「エル・ドラード」「フォーセットの幻の都市Z」「パイティティ」など、南米には失われたインカの黄金にまつわる伝説や伝承が存在するが、ついにその謎が解明される日が近づいているのかもしれない。
インカ人が使用したかもしれない地下通路が発見されているのである。
今から20年前の2003年。スペイン人の考古学者アンセルム・ピ・ランブラ率いる研究チームが、インカ帝国の王都として栄華を誇っていた南米ペルーはクスコにある修道院「サント・ドミンゴ教会」と約2キロ離れた巨石遺跡「サクサイワマン遺跡」について重要な発表を行った。なんと両者は謎の地下通路で繋がっているというのだ。1950年に起きた大地震により通路の一部が塞がれている可能性はあるものの、この2か所が地下通路で繋がっていることで間違いないと断言、インカ文明の象徴であった神殿跡地での発見とあり大きな話題となったのだ。

「サント・ドミンゴ教会の祭壇の下にある入り口から地下へ降りると赤いレンガの壁の地下室がありました。ゆるいレンガをひとつ動かし懐中電灯で奥を照らすと、長さ2メートルほどの石造りの通路が見えたのです」
ランブラ氏は、当時の神父に調査を願い出たが、「たとえ政府の許可があったとしてもその場所に立ち入るのはとても危険」と断られてしまった。そこで、地上から地中レーダーで周囲をくまなく調査、レーダーの手応えを頼りに地下調査を行ったところ次々と通路を発見したのだという。

ランブラ氏が地下通路を発見したサント・ドミンゴ教会は、元はインカ帝国の象徴ともいえる太陽の神殿「コリンカチャ神殿」の跡地。スペイン人略奪により土台部分の石組みしか残されていないが、ここは太陽神インティの息子であるマンコ・カパックが創り上げた最初の神殿であり、まさにインカ文明の象徴とされる場所である。またインカの伝説では、マンコ・カパックはチチカカ湖から、地下道を通り、インカ帝国の前身となるクスコ王国を創り上げたと伝えられていることから、南米大陸にはインカ帝国以前にすでに地下通路があったとして様々な説が囁かれているのだ。
事実、2019年にはスタンフォード大学の調査チームが、紀元前1200〜200年のものと見られる地下通路をペルー・アンデス山脈高地にあるチャビン・デ・ワンタル遺跡で35本の通路を発見。すべて相互的に接続していることから他にも通路システムが広がっている可能性があるとして調査を進めている。
地下通路の存在は、古いものだとインカ帝国を征服したスペイン侵略軍が地下に張り巡らされた巨大な通路網が報告されており、まるで迷宮のように入り組んでいたことが記されている。そこにはインカ人がそれらを利用し黄金を運んだ可能性が指摘されているが、南米大陸の西側、エクアドルからチリ北部にかけてアンデス一帯を支配していたインカ帝国だけに、古くから存在していた地下通路を活用し、拡大していったとしたらーー。
伝説の黄金郷「エル・ドラード」や「幻の都市Z」「パイティティ」など、すべての都市と地下で繋がっていることも考えられなくはないだろう。

実際にクスコでは、遺跡周辺に残された地下通路の入り口から、おもしろ半分に中へと入り、行方不明となる人が続出、ペルー当局が入り口を塞ぐという事態が起きている。内部はかなり緻密に入り組んでいるというが、なかには地底国に繋がっているという説もあるようだ。
これだけの通路システムを構築するにはかなり高度な技術が必要なのは間違いないが、だれが一体何の目的で作ったのだろうか。まだまだ謎は深まるばかりである。
●参考
https://cronicasubterranea.blogspot.com/2010/04/anselm-pi-rambla-tuneles-subterraneos.html
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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