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金融ショックと月の満ち欠けは連動している? 占星術視点で投資の世界を覗いてみると、意外な情報が拾えるかもしれない。
占いについては、その信憑性に疑いを持つ人も多い。占星術はキリスト教の祈りの言葉になぞられた集団幻想のようなものである、などと語る人もいる。きわめて非科学的なものであり、21世紀の現代においてはホロスコープなど何の意味もないのだ、と。確かに、そう切り捨ててしまえば非常に楽で、頭を悩ませずにすむだろう。
しかし投資投機の世界では、占星術と風水の知識なしで、大きな利益を生みだすことはできない。これは断言してもいい現実なのだ。
古来、占星術において、洋の東西を問わずもっとも重要とされているのが月の満ち欠けである。
読者もムーンフェイズ機能、すなわち月の満ち欠けの表示機能がある高級腕時計を目にしたことがあるだろう。あれは決してファッションではなく、21世紀の投資家にとって死活問題の情報なのだ。だからこそ高級時計メーカーは必ずムーンフェイズ機能を搭載した時計を用意しているのである。
では、なぜそこまで月齢が重要なのか。鍵になるものは、月齢とイベントスケジュールの相性である。と書くと、ますますもってオカルトじみて聞こえるかもしれない。
だが、新月の日に新製品のリリースがなされたり、満月の日に株主総会が行われるといった情報は、投資家にとっては一大事なのだ。なぜなら満月の日の株主総会はもめるケースが多く、新月の日の新製品発売・発表は盛りあがりに欠けることがしばしばあるからだ。そのため月齢は、きわめて重要な指標になる。
実例を挙げよう。
2016年11月某日に、とある有名ゲームタイトルがリリースされた。このとき月齢は新月に近かったことから、一部の投資家は不安をもってその式典を見守っていた。そして予感は的中する。リリース直後から大量のバグが発覚し、とてもではないがまともに動く状態ではなかったのだ。
かくして数十億円をかけたプロジェクトにもかかわらず、製品は動画サイトの笑いのネタにされるほどの惨憺たる状況となった。そのゲームメーカーもその年、特別損失を出している。


これはあくまでも、ほんの一例に過ぎない。リーマン・ショックもライブドア・ショックも、ともに新月に近い月齢で原因が起こり、満月に近くなるにつれて状況が悪化するという流れを踏んでいた。
つまり、新月に近い日取りには、悲観的な情報にマーケットが反応しやすく、満月に近づくにしたがってそれがピークに向かうという、一定の法則が存在するのだ。
だからこそよいニュースでも悪いニュースでも、プレス発表は月齢を見て慎重に判断するものなのである。投資家はこの法則を熟知しているので、これに反した企業行動や市場の動きには、非常に神経をとがらせるのだ。
リーマン・ショックのケースでいうと、サブプライムローン、低所得者向けのローンに対する債権の焦げつきが支えられなくなったのが3月8日で、まさに新月にあたる。そしてブッシュ大統領が住宅ローンに対し悲観的な発言をしたのが、満月に向かう中間の15日という状況だった。
こうしたなかでリーマンブラザーズは、新月の日である2008年8月31日に事実上、会社本体の維持が困難になり、満月の日の2008年9月15日に破綻することになる。
かなり簡略化した解説になってしまったが、この月齢による一種の循環法則はかなり多くの金融取引分野であてはまることは間違いない。
高名な占星術師ノストラダムスの言葉に、こんなものがある。
「すべての循環する動きには、多くのつながりがあるのであって、この理は未来永劫不変のことがらである」
経済はまさにノストラダムスが語ったとおり、循環の事象といえる。
もちろん、彼が現代の複雑なデリバティブ取引などを知っていたはずもない。だが確かにノストラダムスがいうように、この世には未来永劫、不変のことがらというものが存在するのかもしれない。

ちなみに2021年現在、「コロナバブル」という言葉が出るほど、ありとあらゆる投資投機商品が連日高値で取引されている。市場は強気であり、また、プロのアナリストにも悲観的な見方をする人は存在しない。そしてこれは、サブプライムローン問題が発覚する以前の市場と酷似しているのだ。
だからこそいまは、予言者としてではなく、黒死病と戦った優秀な医師であり、占星術師でもあるノストラダムスの言葉に耳を傾けることが重要なのかもしれない。

(月刊ムー2021年7月号記事より)
嵩夜ゆう
投資家。オカルティズム研究家。イルミナティカード予言研究にも詳しい。
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