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「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2023年8月号、第472回目の内容です。
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今回ご紹介する『UNWELCOME』は、3人の子どもを操作してアブナイ屋敷に潜入する、とっておきのホラー作品。
くじを引いて、一番短いくじを引き当てた奴が単身屋敷に潜入。そこに隠された3枚のカードを見つけだしてもどってきたら、そいつの勝ちで、子どもたちのチームのリーダーになれるという、そんなたわいもない肝試し体験が堪能できる本作。だがこの館の探索は、そう簡単ではなかったし、怖いだけではなかった。なにしろ、とても説明できないようなヤバい奴が徘徊していて、見つかってつかまってしまったら、もう帰ってこれなくなってしまうのだから。
老婆のようなそいつに見つからないように、息を殺して音をたてないように移動しながらカードを捜す。何かの気配を感じたら、すぐに隠れるんだ! 君が持っていける光源は、つかまえた数匹のホタルを閉じ込めた瓶だけ。ホタルの光にあやしく照らされた屋敷の中でカードを捜すうちに、君はこの家の今は亡き住人たちの恐るべき過去を見てしまうかもしれない。
『UNWELCOME』は、ピクセルアートと3D表現が融合したかのようなビジュアルや、3人の少年少女たちの個性(息がすぐに上がって音を立ててしまいがち、など)や子どもらしいアイテムなども絶妙なプレイフィールを醸しだす。そして、だれもが一度は体験したであろう、少年少女の肝試しというありそうで希少な設定だからこそ、異様な屋敷に潜入する緊迫感と、脂汗を流すような恐怖を堪能できる逸品に仕上がっている。

(本作のムー民度 ★★★★☆)
Steam 800円
© Octavi Navarro Games
(月刊ムー2024年1月号)
藤川Q
ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。
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