実践超能力「ダウジング」が70年代こどもオカルトの源流だった! マンガから水道局までのブームを回想/初見健一
“懐かしがり屋”ライターの初見健一が、昭和レトロ愛好視点で当時を回想。今回は、オカルトキッズがこぞって試した「ダウジング」で、70年代子どもオカルトの源流へと遡る。
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都市伝説ウォッチャーの漫画家・石原まこちんが散歩気分で高みを目指すルポ漫画! 世間が”GoToの是非”に揺れる今、われわれが選んだ行き先は……国内旅行のトラベルでなく、脳内旅行のトリップだ!
ゴーグルとヘッドホンを装着し、光の明滅とパルス音に身を任せることで変性意識・瞑想状態に至るーー。古代のシャーマンが炎と歌舞(光と音)で繰り広げた幻視誘導を機械的に再現する「ブレインマシン(マインドマシン)」をご存じだろうか。90年代に日本でもブームになっていたので、「シンクロ・エナジャイザー」などの製品名を覚えている人もいるだろう。
今回のムーさんぽは、その最進化モデルである「KASINA(カシーナ)」で、トリップ。脳内でGoToトリップするのだ。
KASINAを展開しているのは日本オカルト界の巨人・武田崇元氏の八幡書店。振り返れば1989年に「シンクロ・エナジャイザー」を日本へ持ち込み、ブームのきっかけを作ったのも武田氏である。当時は六本木ロアビル近くに「ブレイン・マインドジム・PSY」がオープンするなど、最先端カルチャーとして受け入れられた。武田氏はヨーロッパ製のドリーマーなども輸入するが、アメリカ製のブレインマシンが10種類以上も氾濫し、国内では並行輸入品もあふれて飽和状態に……。
そこで、武田氏は一念発起! キラーアイテムとして超高性能の「メガブレイン」を国産開発する。ちょうど第一次VRブームだったこともあり、”脳内VR装置”ということで各地のVR博に招待され、芝浦GOLDで体験イベント(ECO NIGHT)が開かれた。



などなど、音楽シーンでも知られたブレインマシンを継承した最新モデルが「KASINA」だ。データのデジタル化によってマシンはコンパクトに、またコンテンツも多様になっており、八幡書店だけに出口王仁三郎の「大祓祝詞」によるトリップも可能。
旅行はおろか外出にも慎重にならざるをえない現在、高次元的な世界へのトリップは貴重な体験となるだろう。
前置きが長くなったところで、漫画本編をどうぞ!




光と音で瞑想状態に、というだけでは実感しにくいが、事実、脳波は光と音に同調する。ブレインマシンは光と音を制御し、高僧が修行の末に到達した瞑想状態や、シャーマンなど能力者の神がかり状態の脳波に誘導するという仕組みだ。



ブレインマシンのブーム、カルチャー自体は90年代に盛り上がったが、デジタルオーディオが普及した現在、コンパクトで音源も映像もバージョンアップさせていけるKASINAの仕様は”完成”と思える。まこちんさんも「聞きなれた音源がまったく違う体験になる」と震えていたし……。
VRとかMRとかもいいけど、疑似フィジカルより脳にダイレクトなブレインマシンは今こそもっと流行っていいのでは……見た目、怪しいけど。

(2020年7月31日記事を再編集)
石原まこちん
漫画家、都市伝説ウォッチャー。代表作「THE 3名様」のスタイルで「キン肉マン」のスピンオフ「THE超人様」、CIAが主役の「陰謀論THE3名様Q」などに世界を広げる。「ムー」で4コマ漫画「オカルとおさん」を連載中。
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