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珍スポ巡って25年、すべてを知る男による全国屈指の“珍寺”紹介。今回は山形県東置賜郡高畠町の「犬の宮、猫の宮」。噴き出してくるゾクゾクするほどの念とは?

動物文学の傑作、高安犬物語に登場する高安犬(こうやすいぬ)の産地、高畠町高安。そこに犬を祀る犬の宮がある。


小さなお堂の正面の扉には犬の写真が数多く貼られている。飼い犬の供養や健康祈願のために飼い主が奉納したものだ。


一方、近くには猫の宮もある。こちらは犬の宮に比べて遥かに多くの写真やイラスト、首輪などが奉納されていて見る者を圧倒する。



人気のないお堂で無言で見つめる犬猫の写真を見ていると飼い主のいたたまれない気持ちが一斉に噴出しているような気がして背筋がゾクゾクしてくる。

比叡山を追われてこの地にやって来た大狸と闘って相打ち果てた2匹の犬、そしてその狸が姿を変えた大蛇と闘った猫の慰霊のために建てられたといわれている。
小嶋独観
ウェブサイト「珍寺大道場」道場主。神社仏閣ライター。日本やアジアのユニークな社寺、不思議な信仰、巨大な仏像等々を求めて精力的な取材を続けている。著書に『ヘンな神社&仏閣巡礼』(宝島社)、『珍寺大道場』(イーストプレス)、共著に『お寺に行こう!』(扶桑社)、『考える「珍スポット」知的ワンダーランドを巡る旅』(文芸社)。
珍寺大道場 http://chindera.com/
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