刺激的な音楽で植物がよく育つ「音響栽培」を考察! かわいいトマトにはロックを聴かせろ/久野友萬
音楽を聞かせて作物の成長を促進するという「音波栽培」。胡散臭いと思われることもあるが、実は科学的な根拠があるという。ジャンルによる違いも含め、徹底考察!
記事を読む

「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
竹下節子 著
エゾテリスム史を辿り、オカルト事情をレポート
長きにわたり、主流派の宗教や科学の裏で「通奏低音」のように連綿と受け継がれてきた「オカルト」。従来の価値観が根こそぎ崩壊した21世紀の現代にあって、それは「決定的な変質期を迎えている」。著者はいう、先の見えない混沌の中に光明を見出そうとする人々にとってオカルトは「〈忘れられた宗教〉、〈失われた精神世界〉への無意識の郷愁と穴を埋めるものとなっていった。それが〈オカルト2.0〉だ」と。
本書は、「ヘルメス文書」に始まる西洋オカルト史を丹念に辿りつつ、現代における「オカルト2.0」の実体を、詳細に描き出す渾身のレポート。論述は、日本のオカルト・シーンでは語られることの比較的少ない、フランス系のオカルト史が中心で、ユリウス・エヴォラやルネ・ゲノンらの名前が出ると思わず嬉しくなる。
また、パリで活動したメスメルと彼の動物磁気には、かなりのページ数が割かれているので、メスメル・ファンは必見。著者・竹下節子氏は比較文化史家にしてバロック音楽奏者。パリ大学を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリスム史を修める。現在はパリ在住。
良書傑作が目白押しの創元社〈叢書パルマコン・ミクロス〉の一冊であり、中沢新一氏をして、「オカルトという言葉に本格的な解明の光を当て、文化としての正当な位置づけを回復しようとした勇気ある書物!」と激賞せしめたほどの傑作。本誌の全読者に衷心よりおすすめする。

(月刊ムー 2024年8月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
関連記事
刺激的な音楽で植物がよく育つ「音響栽培」を考察! かわいいトマトにはロックを聴かせろ/久野友萬
音楽を聞かせて作物の成長を促進するという「音波栽培」。胡散臭いと思われることもあるが、実は科学的な根拠があるという。ジャンルによる違いも含め、徹底考察!
記事を読む
心霊トンネルに響く不気味な声に戦慄! 「もう二度と戻らない」ゴーストハンターも怯えた恐怖現象
英国の著名ゴーストハンターが、最近の調査で味わったという恐ろしい体験について語っている。「二度と現場には戻らない」と彼に言わしめる、その心霊現象とは――!?
記事を読む
「神仕組み 日月神示 完全ガイド&アップデート」など7選/ムー民のためのブックガイド
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
記事を読む
奇門遁甲で宝くじを当てる! 一攫千金の夢散歩/石原まこちん・漫画ムーさんぽ
都市伝説ウォッチャーの漫画家・石原まこちんが散歩気分で高みを目指すルポ漫画、末広がりの8回目! 今回の散歩先は……宝くじ売り場だ! 奇門遁甲で目指せ、高額当選! (2020年8月31日記事の再録です)
記事を読む
おすすめ記事