亀ヶ岡アラハバキ文明 異星人を神に据えた文明/世界の新七不思議
超巨大建造物から超常事件の現場まで、各地のさまざまなミステリーを、超常現象研究の第一人者・並木伸一郎がセレクトした〝世界の新七不思議〟をご案内! 今回は東北にあったかもしれないアラハバキ王国についてで
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1959年に起きた謎の雪山遭難事件「ディアトロフ峠事件」。その犠牲者たちの慰霊碑が荒らされる事件が起きている。いったい誰が、何の目的で犯行に至ったのか、さまざまな陰謀が渦巻いている――。
ソビエト連邦時代の1959年2月2日の夜、ウラル山脈北部で雪山登山をしていた男女9人が不可解な死を遂げた。
マイナス30度の中で雪山で見つかった9人の遺体は、服を脱いでいたり、頭蓋骨や肋骨を骨折していたり、眼球や舌がないといった異様な状態だった。争った形跡はなく、いくつかの遺体からは高線量の放射性物質が検出された。
あまりにも不可解な死亡事故であったため、極秘の軍事演習に巻き込まれたという説や、雪男か宇宙人に襲撃されたという説なども語られるようになった。2019年、ロシア当局は雪崩に巻き込まれたという見解を示したが、疑問の声は今も収まることはない。
後に「ディアトロフ峠事件」と呼ばれることになったこの事件で不幸な死に見舞われた9人を追悼する慰霊碑が、スヴェルドロフスク州エカテリンブルク市のミハイロフスコエ墓地に設置されている。
ロシアメディア「E1.RU」の報道によると、この「ディアトロフ峠事件」犠牲者の慰霊碑が5月1日に何者かによって荒らされたのである。
慰霊碑には犠牲者たちの肖像写真のパネルが飾られているのだが、セミョーン・アレクサンドロヴィチ・ゾロタリョフさんのパネルが引きはがされ、傷つけられていた。
また、慰霊碑の一部は油性マジックで描かれた奇妙な碑文や猥褻な絵で覆われており、「チカチーロ」、「グローバリスト」、「宇宙は長い間待っていた」など、奇妙な言葉の落書きがあった。そしてナチスのカギ十字まで描かれていたのだ。
また、慰霊碑の上部を飾っていた金属製のエンブレムが剥ぎ取られ、盗まれていた。
現在、ロシア内務省エカテリンブルク警察第1署が捜査を行っているということだ。いったい誰が、どんな目的でこの慰霊碑を荒らしたというのだろうか。
「ディアトロフ峠事件」の犠牲者たちがロシア国内の誰かの恨みを買ったり、私憤を抱かせることがあるのだろうか。
犠牲者の多くは当時のウラル科学技術学校、現在のウラル工科大学の学生あるいは卒業生で、いずれも20代半ばであった。彼らが今になって誰かの恨みや怒りを引き起こしたとすれば、きわめて不可解である。
慰霊碑に殴り書きされた落書きの1つは「チカチーロ」であったということだが、これが人名だとすればロシア人の多くが真っ先に思い浮かべるであろう人物は、1978年から1990年にかけて犯行を重ねた連続殺人犯、アンドレイ・チカチーロだ。実は、彼はソ連邦ウクライナ共和国の出身である。
したがって現在の文脈下でこの名前を出すことは“反ウクライナ”の意味合いを帯びてくるのかもしれない。とすれば「ディアトロフ峠事件」の犠牲者たちの中にウクライナ出身者がいたというのだろうか。そして、ナチスのカギ十字はプーチンが語っていたウクライナにいるといわれるネオナチを示しているのか。
加えて「グローバリスト」も敵視されているのだとすれば、犯人はロシアの右派系や国粋主義者系なのかとも思われてくるのだが、もちろん推測の域を出ない。
そして「宇宙は長い間待っていた」という奇妙なフレーズは、いったい何を意味しているのか。雪山遭難事件と宇宙がどう結びつくのか今のところはまったくわからない。
警察は検証活動を行っており「事件に関与した人物の特定を急いでおり、その結果に基づいて手続き上の裁定が下される」とロシア内務省エカテリンブルク警察第1署は報告している。
少し前にエカテリンブルクの主要な博物館で、ディアトロフ峠で発見された品々が初めて展示されたということで、これが犯行の呼び水になった可能性もありそうだ。さまざまな憶測が渦巻いている状況だが、戦時下のロシアで起きたこの“墓荒らし”が何かの前触れであるとすれば不気味このうえない。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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