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瀬戸川宗太 著
JFK暗殺の黒幕と全貌が明らかに
第35代アメリカ大統領ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ、通称JFK。世界を全面核戦争一歩手前にまで追い込んだ「キューバ危機」を辛くも回避、史上最も人気を博した大統領といえよう。1963年11月22日、テキサス州ダラスにて暗殺。
JFK暗殺事件は、衆人環視のパレード中に起きたという悲劇性、そしてウォーレン委員会が提出したオズワルド単独犯説という、いかがわしい結論のために、以後、さまざまな陰謀論が簇ぞく生せいすることとなった。たとえば、オリヴァー・ストーン監督の映画『JFK』では、事件の黒幕は、CIAおよび軍産複合体とされている。
ところが2017年10月、JFK暗殺に関する機密文書がついに公開され、ようやくその全貌が明らかとなったのである。何と事件の黒幕は、キューバやソ連といった共産国家だったというのだ。
本書は、JFK暗殺60周年を機に、この機密文書に基づいて、事件の真相とその今日的意義を、丁寧に描く良質なレポート。そして何と、JFK事件は、2022年の安倍晋三元首相暗殺事件とも繋がってくるという、衝撃の結論が用意される。
若い読者にとっては、JFK暗殺は遠い昔の異国の事件として、今ひとつ関心は薄いかもしれない。だが本書を一読すれば、この事件が、今日の日本人全員が直面する、恐るべき現実と密接に関わっていることがまざまざとわかる。まさに必読である。

(月刊ムー 2024年4月号掲載)
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