アメリカの南極基地は「UFO管制塔」か!? ディスクロージャー・プロジェクトが南極の秘密も暴露へ
UFO情報開示の大きな流れが今、これまで隠蔽されてきた南極の秘密にも波及しているという。南極とUFOのつながりに関する新事実とは?
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世界各地で報告されているエイリアン・アブダクション事件だが、その中には狙われた被害者が身柄を確保されまいと必死に抵抗し、攻撃を加えて誘拐を阻止したケースもある。襲ってくるエイリアンたちに立ち向かい弓矢を放って防戦したのが1964年に米カリフォルニアで起きた「シスコ・グローブ事件」だ――。
1964年9月、米オハイオ州のライト・パターソン空軍基地に所属するマクロード大尉とバーンズ軍曹に奇妙な任務が言い渡された。2人はなんと、UFO目撃事件を調査するために北カリフォルニアへ派遣されたのである。
その当時、ライト・パターソン空軍基地は積極的にUFOの目撃報告を収集していたが、そのうちの99%の正体は突き止められるものであり、それらの目撃情報のかなりの割合は世の注目を集めようとする詐欺師風情の輩からのものであることは否定できなかった。
しかし、残りの1%は説明が成り立たず正真正銘のUFOとして分類され、米空軍のUFO調査プロジェクト「プロジェクト・ブルーブック」へと送られた。マクロード大尉らに課された任務もプロジェクト・ブルーブックからのもので、その目撃情報が空軍にとって重要であることを意味した。
マクロード大尉はテレタイプ報告書のコピーを渡されたが、その報告書には下記の記述があった。
「UFOが実体を伴って着陸。サクラメント州タホのミサイル技術者からの報告。命令:できるだけ早く通常の手順で調査し、封じ込める」
マクロード大尉の最初のステップは証人にインタビューすることであった。結果的に17年にわたり調査員として働いてきた大尉だったが、これは彼が今まで聞いた中で最も奇妙なUFOにまつわるストーリーだったのだ。
「シスコ・グローブ事件」と呼ばれるようになったこの事件は、当事者が守秘義務の多い軍需産業に従事していたため長らく公になることはなかったのだが、その内容は実に衝撃的なものであった。
1964年9月4日、軍需産業に勤務するドナルド・シュラムは、カリフォルニア州サクラメントから北東に1時間強の場所に友人2人と趣味のハンティングの旅に出かけた。
この当時、ハンティングで銃を使うことは禁じられていたということだが、もともとシュラムは狩猟においてもっぱら得意な弓矢を用いていたのだった。
タホ湖にほど近いシスコ・グローブの山中に分け入った一行は、日没を前にキャンプ地に戻ることにしたのだが、周囲の地理を把握するためにそれぞれ別のルートを通って帰投することにした。
ハンティングの経験は豊富だったシュラムだが、この土地には明るくなかった。そして、山を下る途中、彼は道に迷ってしまったのだ。
徐々に辺りが暗くなってきたこともあり、シュラムは暗くなって歩き回るのは得策ではないと考え、キャンプに戻るのを諦めて安全な場所に留まって仲間の捜索を待ちつつ、最悪の場合は朝まで野宿する決意を固めた。
周囲にはクマ、ピューマ、コヨーテ、クーガーなどの危険な捕食動物が徘徊しているので、シュラムは近くの大きくて丈夫な木を選んでその上に登り、樹上で過ごすことにした。かなり高い場所までくると、シュラムは身体をロープで幹や枝に縛りつけて固定した。
ウトウトとしていた夜9時から9時半ごろ、シュラムは北の空に光を見つけた。シュラムは友人たちが森林局に通報したに違いないと考え、この光は森林局のヘリコプターであると理解した。
こちらに近づいてくる機体は黒く、光を吸収してしまいそうなほどに暗い色合いをしていた。そして近づくほどにどうやらヘリコプターではないことが明らかになり、彼は恐怖を感じはじめた。
機体の3つの窓の間隔から大まかに計算してみると、なんとその機体は全長45メートルほどもあることがわかった。まさに宇宙船である。最終的にこの宇宙船は、シュラムのいる場所から800メートルほど離れた場所に着陸したように見えた。
宇宙船が着陸したと思われる場所から、陸の上を移動する何かがこちらに近づいてくるのをシュラムは認めた。
やがて白銀色のボディスーツを着た、背が低くずんぐりとした姿をした2体のヒューマノイドが藪から現れた。彼らはシュラムのいる木へと向かってきていた。近づいてくる彼らがこの世のものではないことはもはや否定できなかった。エイリアンとしか考えられなかったのだ。
エイリアンたちは、ハトやフクロウの鳴き声のような音声をあげて互いにコミュニケーションを図っていた。また、宇宙船からの無線メッセージも受信しているようであった。
最初の2体に続いて、藪の中から次々と後続のエイリアンが姿をあらわし、合計で6体になった。
さらに、懐中電灯のような真っ赤な目をした大きな金属製のロボットもやってきた。
樹上から彼らの様子を息を殺してじっと眺めていたシュラムだったが、ほどなくして彼らに気づかれたのだった。
そして、彼らのうちの数人がシュラムを捕まえようとした。シュラムのいる木に向かってきた彼らだったが、木登りはできないようで手をこまねいている様子が見てとれた。
すると今度は、ロボットが木の幹にやってきて、口から白いガスを吐き出したのだった。立ち上ってくるガスを迂闊にも吸い込んでしまったシュラムは一瞬気を失ったのだった。
彼らはシュラムの気を失わせる作戦に出たということなのか。シュラムは自分自身を守るために行動を起こす必要があると判断し、眼下のロボットに弓矢を向けて放った。矢はロボットの胸の中心に当たり、ロボットは数メートル後ずさった。
しかしロボットは再び幹の根元にやってきて白いガスを吐き出し、シュラムは何度も気を失いつつも矢を放ってロボットを攻撃し続けた。
徹底抗戦を続けるシュラムは疲労困憊になりながらも、夜明けが近づころに最終的に彼らを撃退することに成功したのである。しかし、その勝利の直後にシュラムは気を失ってしまった。
次に目が覚めると朝だった。シュラムはキャンプに戻り、友人たちに何が起こったのかを話した。彼らは当然のことながら混乱し、恐れ、この場をすぐに立ち去ることにしたのだった。
さらにシュラムは、自分の身に何が起こったのか真相を知りたくて空軍に連絡すると、やって来たマクロード大尉らに一部始終を話したのである。
事件から数週間後、シュラムは弟と友人と共に事件現場に赴いたのだが、一帯は徹底的に調査されていたことがわかった。事件の証拠はすべて消えており、タバコの吸殻と現場につながるタイヤの跡も見つかった。空軍によって入念な現場検証が行われたことは明らかだった。
あの日、あの森で実際に何が起こったのか。米空軍とプロジェクト・ブルーブックの調査資料がこの先明るみになることはあるのだろうか。60年が経った今でもこの「シスコ・グローブ事件」は多くの超常現象ファンを惹きつけて止まないようである。
【参考】
https://www.paranormalcatalog.net/ufos/the-cisco-grove-ufo-encounter
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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