あの「イルカがせめてきたぞっ」で知られる伝説の本! 小学館『なぜなに学習図鑑』は「異界」への入り口だ!/初見健一・昭和こどもオカルト回顧録
昭和のオカルトブーム時代、世の中には子どもをオカルトの世界に誘うさまざまなゲートが用意されていた。思わぬところに開いた入り口から、子どもたちは異界の魅力を知ったのだ。
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エレナ・ダナーン 著
著者はシーダーであり、銀河連合の特使でもある
2021年10月、本書の著者は「巨大な銀河間艦隊が太陽系に到着し、木星の衛星ガニメデの周辺に駐留していることを知らされ」、また「肉体を持たない不死身で超自然的な意識体」である〈ザ・ナイン〉と遭遇した。それ以前にも以後にも、著者はさまざまな宇宙的存在とコンタクトを続け、この宇宙の実相を教えられる。そしてついには、件の艦隊に招待されるに至った。
標題にある「シーダー」とは、「人類を創始したこの銀河の24種族」であり、件の艦隊で地球に帰還しようとしている。そして著者自身もまた、このシーダーのひとりなのだという。そんな彼らは、今から6500万年前に地球に介入し、人類を生み出した存在でもある。
著者エレナ・ダナーンは、現在は「人類救済のために活動する銀河連合の特使」を務めているが、かつては考古学者。
だから考古学の話題が出るのはよいとして、本書では超古代史からさまざまな宇宙種族、超テクノロジーに木星の背後に設置された「スターゲイト」、世界を支配する〈ディープ・ステイト〉まで、あまりにも突拍子のない話が、次々と飛び出す。
さらに上下巻におよぶ膨大な分量。こうしたものに慣れていない人は、面喰らってしまうだろう。そういう人は、手はじめに本書の翻訳者である佐野美代子氏の著作や、YouTubeチャンネルから入門してみるのが無難なのではないか。


(月刊ムー 2024年1月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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