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涙を流すマリア像の最新事例はメキシコだ! 現地では大騒ぎになっているが、コミュニティの人々には“神の意志”と受け止めるべき理由があった――!
一向に収束しないロシアによるウクライナ侵略、激化の一途をたどるイスラエル・パレスチナ情勢、もはや手遅れにも思える気候変動――ひたすら罪を重ねる人類に対する諦めと哀れみか!? 中米メキシコで聖母マリア像の新たな落涙現象が確認され、人々の間に動揺が広がっているようだ。

今回、涙を流すマリアの姿が確認されたのは同国コリマ州エル・チャナルの教会だ。現地メディアによると先月14日、地元の子どもたちを集めたカテキズム(教理問答)の最中、9歳の男子がマリア像の目から何の前触れもなく涙がこぼれ落ち始めたことに気づいたという。
以来、マリア像は断続的に目から涙を流し続け、かなりの量の涙をこぼすこともある。やがて、噂を聞きつけたりSNSを通して事態を知った人々が「奇跡を見たい」と教会に詰めかけるようになった。遠方からも含めて、その規模は数百人にのぼるようだ。
また、信者や地域コミュニティの人々の間では今、この超自然的現象がいったい何を意味しているのか、真剣な議論が繰り広げられている。戦争や環境破壊が止まらない国際情勢を嘆いているとの説のほか、殺人事件の発生件数が毎年増加し、今年は10月までに702件に達しているコリマ州の治安を憂いたマリアによる「涙の介入」であるとして、落涙現象を機に平安がもたらされることを期待する声もある。
一方、マリア像が比較的新しく見えることから、製作時に使われた多孔質素材が水を含むことで発生した自然現象だろうとの指摘もある。さらに、もともとマリアの表情が今にも泣き出しそうであったことから、そもそも泣く機能付きのマリア像だったのではないかと疑う人もいる。しかし不思議なのは、そのような冷めた反応が騒ぎを鎮めてしまうことがなく、人々はどんどん奇跡に夢中になっているように見えることだ。
落涙現象はフェイクだろうと疑い、その追求に心血を注ぐくらいならば、現地ではむしろ神の意志として素直に受け止めることで、社会を考え直すきっかけにしようという前向きな姿勢が感じられる。中南米でマリア像の落涙現象が数多く報じられるのは、ラテンアメリカ的マチズモを背景に、理想の女性像としてのマリア崇拝が盛んな土地柄が影響しているはずだが、この現象が社会変革の動機づけとしての機能も担っているなら、実に意義深い超常現象と言えそうだ。
【参考】
https://www.codigosanluis.com/virgen-dolores-llora-colima/
webムー編集部
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