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松原タニシの超人化計画、今回むかったのは本州の北端青森県。そこは意外にも超人の足跡だらけのエリアだった!
松原タニシが超人の足跡を追い、自らも超人になることを目指す「松原タニシの超人化計画」。今回、超人を追って向かったのは青森県。本州の北端青森には、どんな超人たちがいたのだろうか。
超人の足跡を探して、まずは青森と函館を結ぶ青函トンネルにやってきた。青函トンネルの近くには、日本唯一の「トンネル神社」がある。地元有志によって建てられたのは北海道新幹線開通時というから割と最近なのだが、その誕生には半世紀以上にもなる長い前史がある。
青函トンネルができるまで、青森と函館をつなぐ移動手段は「津軽海峡冬景色」でもおなじみの青函連絡船しかなかったのだが、昭和29年9月、台風のなか運行していた連絡線が遭難、1400人以上の犠牲者をだす大惨事がおこってしまう。
この事故をきっかけに立ち上がったのが津軽海峡トンネルプロジェクトで、それから30年近い調査と工事期間をかけて、昭和63年に青函トンネルが完全開通したのだ。

青函トンネルは計画時には不可能とまでいわれていた難工事で、その「不可能といわれたことをやりとげる」トンネルマンの心意気にあやかり、北海道新幹線の開業にあわせて2016年に建てられたのがトンネル神社。ご神体の「叶明神」は、青函トンネルを掘った時にでてきた石なのだとか。
青函連絡船の大事故がきっかけで誕生した青函トンネルと、トンネル神社。今では幸運をもたらすパワースポットとしても有名だそうだ。トンネルを掘り通した技術者、作業員たちも超人だったといえるかもしれない。

つづいて、トンネル神社を拝んでから向かったのは津軽半島の北端部、竜飛崎にある義経寺だ。
「ぎけいじ」と読むのだけれど、「義経」という名前の、通りあの源義経ゆかりの寺だ。

よくしられるように、源義経は兄の源頼朝と対立して奥州藤原氏の拠点平泉に身を寄せていたところを不意打ち的に攻められ、衣川で自害したとされる。ところが竜飛岬には、義経は平泉からこの地まで逃げてきて、観音菩薩の霊験で出現した三頭の龍馬に乗って蝦夷(北海道)まで渡っていったという伝説があるのだ。
諸説あるが、竜飛崎の地名も義経を乗せて龍馬が飛んだことが由来だともいわれているとか。義経寺の山号もこの伝説に由来する「龍馬山」だ。
お寺の内部も見させてもらったのだが、とくに義経っぽいものはなかった。しかし、義経にはここから北海道にわたって、さらに大陸にまでいって最終的にはジンギスカンになったという伝説もある。まさに超人・源義経のワンステップの場所である義経寺、超人化計画にはぴったりのスポットだ。

義経寺から北に10キロほどいくと、もう竜飛崎の最北端になる。「津軽海峡冬景色歌謡碑」の前では、石川さゆりさんの名曲がずっと流れている。それも「竜飛岬」が歌詞に出てくる2番だけが無限ループされているのだ。
とはいっても、竜飛崎で観光地的なのはここくらい。ほかになんかないかな……と探していると、

この人につかまってしまった。「たっぴの母ちゃん」だ。この人も超人です!
タニシにいきなり「なんだ学者! お前学者か!」と声をかけてきたこのたっぴの母ちゃんは、竜飛崎で20年近く、54歳からずっとお土産の路上販売をしているんだとか。
たっぴの母ちゃんは、とにかくすごいグイグイくる。最初は人見知りだったんだけど、年取ってずうずうしくなったんだとか。そんな話を聞いていたら「だからあんたもなんか買ってきなさい」とよくわからない理屈で圧倒されて、タニシもアヒージョを購入。

竜飛の母ちゃんに「いつもここにいるんですか?」と聞いてみると、「雨が降ったらいないし、お寺のお手伝いがある日はいないよ」とのこと。
そのお寺ってどこですか? と聞いたら義経寺だとのこと。竜飛のかあちゃん、あそこの檀家さんだったのだ。ここで義経寺とつながるとは。
レアな機会なので、母ちゃんに「義経って本当にここにきたんですか」と質問してみると「くるわけないよ!」とひとこと。檀家さんとはいっても、その辺は淡々としているらしい。
次回に続く!
松原タニシ新刊「恐い食べ物」

松原タニシ
心理的瑕疵のある物件に住み、その生活をレポートする“事故物件住みます芸人”。死と生活が隣接しつづけることで死生観がバグっている。著書『恐い間取り』『恐い旅』『死る旅』で累計33万部突破している。
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