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月の石の調査結果の不可解さ、月の地震から想像される空洞説の謎をか一説!
アポロ計画で持ち帰られた月の石は、現在、地球上に382キログラムあまりが保管されている。そのほとんどがNASAの研究施設で地球の大気に汚染されぬよう、厳重に保管されている。
月の石の調査結果は、とてつもなく不可解である。同じ場所で採取された石なのに、石が生まれた年代が数億年も違うとか、太陽系が誕生した時代といわれる46億年前の石が発見されているのだ。だとすれば、地球どころか、太陽系が生まれる以前より、月は存在していたということになる。

さらに月の石は謎に満ちていて、月全体の平均密度と月の石の密度が変わらないという研究結果がある。これが何を意味するのかというと、月は地表から中心部まで、ほとんど密度差がないということになる。つまり天体の中心部分に核が存在しない、ということになるのだ。
また、月の石には、わずかに残留磁気があることがわかっている。現在の月には磁場がなく、磁気は存在しないはずだ。かつての月には磁場があったのか、それとも太陽の磁場の影響なのか、研究者たちによる多くの見解が発表されたが、真実は見つかっていない。


このように月の石には多くの未解明な謎が詰まっているのだが、近年の月面調査の結果から、さらに謎は深まっている。
まず、月の表面はレゴリスと呼ばれる微細な砂で覆われていることがわかった。深い所では数十メートルにも及ぶという。つまり、月の表面は砂漠化していることがわかった。となると、アポロ計画でわれわれが見てきた、ゴツゴツとした岩石の平原の写真は何なのか。300キログラムもの石や岩石を、どこで採取したのか、謎は深まるばかりだ。
月の石を調査することで、月と地球の誕生解明が進むと思いきや、進むどころか謎だらけの理解不能な調査結果となっている。いったい、月の石は“どこから”やってきたというのだろうか……。
月の観測において、人類が月へと降りたってから半世紀が過ぎようとしている今日でも、いまだその手がかりすら解明できない謎がある。
それは月の地震である。
月には多くの震度計が設置されており、常にデータを地球へと送りつづけている。そのデータによると、月はほんの少しの衝撃でも、月の表面を振動させるという不思議な天体だということがわかっている。なんとアポロ11号の宇宙飛行士アームストロングがはしごに登った振動さえも、月面をわずかに振るわせたほど、月は敏感な星なのである。ひとたび衝撃が起きれば、その震動は数十分から数時間は止まらない。12世紀ごろに月に衝突したとみられる巨大隕石の衝撃は、800年以上経った現在でも、月を振るわせているというのだ。
「月はまるで鐘である」
これは多くの研究者が語る言葉だ。衝撃を与えると、鐘のように鳴り響きなかなか収まらない。月はもしかして、空洞なのではないか、という想像してしまうほどに、月は鐘のように震動を伝え続けるのだ。

月の振動が、なぜ、これほどまで長く続くのかについて、いくつかの仮説がある。地殻が不均質なため裂け目が多く地震波が散乱しやすいのではないか、月面が乾燥しているので震動を吸収する物質が存在しないためではないか、と議論されてきたが、どれも確証はない。
月の地震は衝突の震動以外にも内部から起きる地震、「月震」もある。とはいえ極小規模な震動が年に数回ある程度なのだが、その震源については地球の常識とはかけ離れている。月震のほとんどは浅い地層で起きているのだが、中には地下600~900メートル地点で起きているものもある。月の半径が1700キロメートルあまりなので、相当深い場所で地震が発生しているということになる。
月の内部は、われわれの知らない未知の構造物でできているのだろうか。地球から一番近い天体なのに、人類はまだ、月の真実をほとんど知らないのである。

並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
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