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米国の情報開示でクローズアップされた「UAP」という用語。これによって「UFO」がさすものも変わろうとしている……という中で「CRAPs」なる用語にも注目が。UFO情報のニュアンスを読み解く重要ワードなのだ。
*2021年7月19日記事を再編集
最近、米国ではUAP=未確認航空現象に関する情報の開示が続いている。米国防総省(ペンタゴン)からは海軍が撮影したUAP動画が次々と公開され、先日はついにUAPに関する調査報告書が公表されたばかり。世界でも大きなニュースとなったが、これらはすべて「UFO」に関する情報ではなく、あくまでも「UAP」であることに違和感を覚えた方も多いのではないだろうか。さらりと登場した「UAP」というこの表現。そこには、ある巧みな意図が隠されているようだ。
米政府が一貫して使用している「UAP=Unidentified Aerial Phenomena」とは、その名の通り、未確認航空現象の略である。UFOがUnidentified Flying Object、つまり未確認飛行物体であることに対し、UAPはあくまで“現象”を指している。
一説によるとUAPという言葉は2010年ごろからペンタゴンで使用され始めたというが、アメリカの科学史家で、雑誌『Skeptic』の編集長であるマイケル・シャーマー氏によると、UAPという単語の派生の裏には、米政府が我々の注意をそらしたい、あるカテゴリが深くかかわっているというのだ。

それは通称「CRAPs」と呼ばれる、UFOの調査研究に付随しているカテゴリである。
スラングにもあるCRAPだが、これは「Completely Ridiculous Alien Piffle」の略称で、日本語だと「いかれたエイリアンの愚行」というニュアンス。
シャーマー氏によると、CRAPsでは、地球外生命体が我々人間へ与える影響を調査しており、ミステリーサークルやキャトルミューティレーションの他、エイリアンアブダクション、地球外生命体と人間のハイブリッドなどがこれにあたるそうだ。
未確認飛行物体を指す「UFO」という言葉には、飛行体を操作している存在=地球外生命体の調査・研究が含まれる。そしてこれには、地球外生命体に起因するCRAPsも含まれていることから、米政府はあえて「UFO」という言葉を避け、「UAP」という航空現象に絞った言葉を使用するようになったということだ。

「UAP=現象」「UFO=物体」となれば、「CRAPs=実験」といったところであろうか。米政府がCRAPsについてどこまで調査を進めているかは不明だが、これが事実であれば、その調査内容は国家最高機密レベルであることは間違いない。「UFO」関連の情報を公表したことで、芋ずる式にCRAPsに関する情報が少しでも洩れたら、それこそ国の威信を揺るがす一大事となるだろう。
政府公式の情報公開のほかに、UAPに関する情報の開示が続いているのは紛れもない事実。先日は米軍パイロットがTV番組で「ほぼ毎日UFOを見ていた」と発言し、大きく話題になった。これまでは、まるで箝口令が敷かれているかのようにUFOの存在を証言する者はいなかったが、最近になって徐々に「目の前で光り輝き、高速で消えた」といったパイロットたちの証言が増えてきている。
昨今のUAP情報を開示するその背景には、CRAPsを何としても隠し通したいという米政府の強い意図があるのかもしれないが、もはや隠し切れない何かが起きているという可能性もあるのではないだろうか。
もしかしたら一連の情報開示は、我々の意識を大きく変えざるを得ない出来事が起こる前触れなのかもしれない。

遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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