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ナイジェリアで「異星人による侵略」とされる正体不明の映像が出回り、一部の地域でパニックが発生したという。その謎だらけの経緯とは?
西アフリカ・ナイジェリアで「異星人による侵略の瞬間」とされる不気味な映像がSNSを通して拡散。多くの住民を恐怖に陥れる事件が発生した。
現地報道によると、撮影者不明の約60秒の動画が最初に確認されたのは先月3日のこと。すると同国北部カツィナ州の住民たちの間で次々と共有され、本物だと信じた住民から警察に不安の声が殺到するなど、さながらパニックの様相を呈する事態に発展したという。
では、映像を確認してみよう。道路脇の閑散とした空き地にカメラを向ける撮影者。そこには、人間によく似たシルエットだが身長10mほどありそうな巨体、2つのツノを持つ怪物の姿が。痩せ細っているようにも見えるが、それでも相当な体重なのだろう。怪物が地面を踏みしめるたびに、ドスンという大きな音が周囲に響きわたっている。
直立した怪物はオオカミにも似た遠吠えをあげると、撮影者の存在に気がついたのか、カメラの方へと歩み寄って来る。そこで場面が切り替わると、地面を這いつくばるような体勢になった怪物は、その場から猛スピードで去っていくのだった。
映像では(おそらく撮影者の)声が聞こえるが、アラビア語とハウサ語(ナイジェリア北部の言語)で、「この生き物は3番目にやってくる悪魔だ」と語っているという。これは旧約聖書に登場する古代イスラエルの王、ソロモンが封印した72体の悪魔のうち3番目、地獄の使者である「ウァサゴ(Vassago)」のことを指しているのか。詳細は不明だ。

また、出現場所に関する言及もないが、「悪魔は街に向かったようだ」「捕まらないように家の中に入ったほうがいい」と撮影者は警告している。そして、この動画を見たカツィナ州の人々が本物だと信じ込み、恐怖と混乱に陥ってしまったというわけだ。
その後、事態を重く見た現地警察が動き、映像を分析。すぐにフェイクであるとの結論を導き出して沈静化を図ったという。州警察のガンボ・イサ報道官は「紛れもない偽物であり、平和な社会を混乱させようとするイタズラだ。パニックに陥ることなく、無視するように」と声明を発表している。また、同国のシェフ・サニ上院議員も次のようなメッセージをツイッターで発表している。
There’s panic in some parts of rural Katsina state when a viral video purportedly claimed that Some Aliens from other planets have landed in some villages.I’m glad that the police have debunked it in good time.The only Aliens that have been in Katsina are Bandits and terrorists.
— Senator Shehu Sani (@ShehuSani) April 3, 2023
「いくつかの村に異星人が上陸したとの映像が広まり、カツィナ州でパニックが起こっているようだが、同州にやって来たエイリアン(異邦人)は、盗賊とテロリストだけだ」
たしかに、問題の映像は一見するだけでもフェイクの可能性が高いと感じられるものだ。しかし裏を返せば、これを見た住民が本物だと信じてしまうほど追い詰められるに至った“前兆”が現地で起きていた可能性はないのか? 本件にはまだまだ私たちが知らない闇がありそうだ。
【参考】
https://thenewsguru.com/news/fact-check-did-aliens-invade-katsina-state/
webムー編集部
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