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縄文時代のさまざまな土偶は、食用植物の精霊を表している!? 書籍『土偶を読む』で画期的な説を唱えた竹倉史人氏の話をうかがい、目からウロコの視点を獲得!







植物の精霊をお祀りする儀式は、古今東西で行われていたそうです。
「縄文時代の土偶もまさに、植物の精霊の祭祀に使われていた道具です」と、竹倉史人先生は力説します。従来の、妊娠中の女性をかたどったという説や安産祈願の道具であるという説には異を唱えています。
植物や貝類と、土偶との類似性を次々と発見した竹倉さんの仮説検証は「土偶の選定」からはじまり、次に「土偶の形態からモチーフを選定」、最後に「考古資料から検証」という流れで進みます。結論が先に「ビビビッ」とくる場合も。縄文脳をインストールすべく、各地でフィールドワークもされています。
「椎塚貝塚の正確な場所を調べて現地へ行ったら、貝殻を見つけてめっちゃ感動しました」
関東平野ではかつて潮干狩りができたとか。縄文人にとって貝は重要で、食べたり、交易品にしていたそうです。
「海は水のある森であり、森は水のない海である」という、縄文的世界観を表す素敵なポエムも書かれる竹倉先生。インスピレーションが次々と降りてくる体質が羨ましいです。
「縄文の世界観では、すべてのものに精霊が宿っている。土偶は、彼らが仮面をつけて仮装した姿を表現しているんです」という説に、当時の情景が思い浮かびます。
講座の後は、主催者の「みつる堂」さんで、縄文の食材を取り入れたオーガニックな料理を楽しみながら、竹倉先生と参加者の方々が歓談。
「弥生になると、とたんに土器の造形がつまらなくなる」「進化じゃなくて退化」「埴輪なんて権力構造の中でつくらされているだけ」……と、縄文好きが集まっているからか、弥生をディスる流れに(弥生推しの方、すみません)。
「丁寧につくられた縄文時代の土偶は、凝り性の男性の作品かも」「デイリーユースの土偶は女性がつくったのでは」と、皆さん縄文脳をインストールしたのか、当時を見てきたかのようなトークで盛りあがりました。
「考えるのをやめたら、ビビビッとくるようになりました」
斬新な説を発表したため考古学者の方々から反発され、炎上も体験したそうですが、無になってスルーできるタフさを感じました。
辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。
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