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ペルーで発見された異形生物の遺体をめぐって真贋論争が勃発!! この論争について三上編集長がMUTubeで解説。
ただのニセモノだったのか。昨年5月、テレビプロデューサー兼UFO研究家のハイメ・マウサン主宰で行われたメキシコの「UFO公聴会」で公開された異星人のミイラについて、第2回の公聴会を通して世界的に真贋論争が巻き起こっている。
周知の通り、日本のマスメディアでも報じられているが、今年1月12日、ペルー政府文化省が記者会見を行い、ペルー法医学研究所の考古学者フラビオ・エストラーダが、2体のミイラを前にして、「調査の結果、鳥や犬などの動物の骨を使って〝作られたニセモノ〟ということがわかったが、非常に貧弱な手以外は人間の骨で作られていた」と、分析結果を公表した。
発表を受けて、メディアはハイメ・マウサンによって披露された2体のミイラが〝ニセモノだった〟といっせいに報じたのだ。ニュースは瞬く間に拡散し、「やはりニセモノだったか」「どういうつもりで公表したのか」などと、批判的な意見も散見されている。
筆者もニュースを見たが、いくつか疑問点がある。まず、分析された個体が公聴会で公表された2体ではないこと。さらに、マウサンサイドが持っている30体のミイラすべてを分析にかけて出した答えではないこと。以上の2点である。
また、昨年11月7日の第2回の公聴会で、マウサンは4年間にわたって収集した分析結果を公開しているが、ペルー文化省は、マウサンサイドの分析結果については何も言及していない。
マウサンの分析結果とは、2018年11月19日、ペルー議会で「組み立てられた形跡はない」と発表された4体、マリア、ビクトリア、ワウィタ、ジョセフィーナの各ミイラが、イカの国立サン・ルイス・ゴンザーガ大学(UNSLG)の研究チームによって行われた、炭素14測定、DNA鑑定、分子組成、HDスキャナー分析についてである。
マウサンらは、第2回の公聴会で4年間にわたる研究成果をまとめた暫定的な声明書を公表。ダニエル・メンドーサ・ビザレタ博士を含む11名のドクターおよび専門家たちの署名もあった。
チームは「調査の過程で、私たちが科学的見地から断言できるのは、これらは(過去に存在した)未知の生物体であるが、人間ではない」と指摘している。最終的に、研究チームは「調査した遺体は生物学的見地から完全に本物であり、人の手が加えられた形跡はない」という結論に達した、とまとめている。加えて、「われわれの科学的アプローチは厳密であり、その結果は4体の遺体の真正性に寄与するものである」と研究チームは断言しているのである。さらに、彼らは〝地球外起源〟という言葉はいっさい使っていない。
つまり、両者の発表を比較すれば、ペルー文化省の発表はあくまで〝あの2体〟の分析結果であって、本物と認定された4体の分析結果ではない。2体はニセモノだったかもしれないが、マウサンらが分析していた4体をニセモノと断定するのは早い。ただし、残ミイラをペルーが分析したわけではないことから、本物であるという結論を出すことも早計だろう。
さて、ペルーのミイラが日本の「土偶」に似ているという指摘がある。確かにミイラの表情は、どことなく国内で出土した異形の土偶に共通点があるかもしれない。
まず、青森県亀ケ岡を中心に出土した「遮光器土偶」の筋状の目、次いで山梨県御坂町上黒駒から出土した奇怪な顔と形をした半身の土偶。鋭く吊り上がった目尻がミイラの顔に近い。さらに、胸に当てられた左手の三本指こそミイラに共通しているといえる。
また、長野県の八ヶ岳の南西麓の坂上遺跡から出土した立像土偶。姿形は、顔面を斜め上方に向け、のびやかに両腕を左右に広げた均斉のある全身像だが、吊り上がった目はペルーのミイラを想起させる。やはりミイラの正体を探るうえで、土偶との関連性も調査するべきなのだろう。今後、もしかすると、ペルーのミイラに酷似した土偶が出土する可能性もある。
調査の過程で、土偶とミイラの関連性が浮き彫りになる決定的な証拠が出れば、ミイラの起源=地球外となる可能性もある。なぜなら、土偶のルーツは、日本を訪れた〝異星人〟を見た縄文人が〝神〟として崇め象ったものだ、という仮説が存在するからだ。
しかし、マウサンらはミイラが土偶と酷似しているという指摘に対して、何も言及していない。
今後のマウサンらの動向を注視しつつ、土偶との関係も調査していきたい。
(文=星光一)
続きは本誌(電子版)で。
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