アルゼンチンのペスカド湖底にUFO秘密基地がある!? 川の増水との奇妙な関連から考察/遠野そら
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米ヴァージニア州南東部とノースカロライナ州北東部にまたがる地域に、グレート・ディズマル・スワンプ(The Great Dismal Swamp、広大で陰惨な湿地帯)という、少々不吉な名前の湿地帯が広がっている。一帯は国立野生生物保護区と州立公園にも指定され、その総面積は数万エーカーにも及ぶ。

豊かな生物の多様性はもちろん、この湿地帯には長い歴史があり、先住民の部族が住んでいたほか、アメリカの奴隷制度時代には、逃亡した奴隷が人里離れて居住する場所(Maroon、逃亡した奴隷の自治共同体)もあった。また、グレート・ディズマル・スワンプは今も数多くの謎に満ちた場所であり、非常に奇妙かつ獰猛な生き物のすみかとされている。

迷路のように入り組んだ島々や水路、場所によってはほとんど入り込めない荒野など、グレート・ディズマル・スワンプは、その名前通りの不気味な場所である。そもそも濁水の中をうろつくヘビやワニが多いため、入植者たちはこの地を避けており、そのことが逆に脱走した奴隷たちにとって文明から逃れて身を隠すのに絶好の場所となった。さまざまな経緯から、他にも何らかの奇妙な存在が隠れているのではないかと想像する人は多い。幽霊の光、怪しい影のようなもの等、多数の住人が超自然的な経験を証言しており、その中に、狼男の一種のような怪物との遭遇報告もある。
沼地を徘徊し、腐った肉のような臭いを放ち、全身が毛で覆われた身長8フィート(約2.4メートル)の巨大な獣の報告はかなり以前からあった。しかし、世間に広く知れわたるようになったのは、1901年3月20日付のリッチモンド・ディスパッチ紙(1901年3月20日付)に掲載された以下のような奇妙な報告がきっかけだった。

「今週のとある日、奇妙なディズマル・スワンプの怪物が、サフォークから12マイルほど離れた場所に住むエド・スミス氏の飼い犬7匹を殺し、そのうち2匹を食べた。昨夜になって怪物は再び姿を現し、ベネット・クリークの近くに住む商人、L・フランク・エイムズも被害に遭った。
奇妙な物音を聞いたエイムズ氏は、ピストルを持って外に出た。最初は見知らぬ犬だと思ったが、それが怪物であることを確信し、何度か撃つも効かなかった。怪物は凶暴にうなり声を上げた。犬に後を追わせたが、6匹は怪物に攻撃を仕掛けようとすることなく恐怖のあまり逃げ去った。その後、怪物は有色人種であるヘンリー・ジョーダンの家に現れ、蓋をした井戸の上に座りながら挑発するように睨みつけてきた。その姿はスミス氏の証言と同じで、大きく痩せこけた体型、長く黄色い毛と凶暴な目をしていた」
その後、同地域の至るところで怪物が目撃され、「二足歩行、ぼさぼさの艶のない毛が全体を覆い、明るく光る目をしている」と描写された。犬や家畜を殺すことで悪名を轟かせ、しばしば無惨な死骸が発見された。

だが、この獣を狩ろうとするハンターが複数いたようで、少なくとも一度は成功したとされる。1902年3月21日付の『リトル・フォールズ・ヘラルド』紙の記事には次のようにある。
「ディズマル・スワンプのジャングルから再び怪物が現れ、周辺の農家に警戒が広がっている。先週はプレザント・ヒルの住民を恐怖に陥れたばかりだ。ウィット・ウォーカーの家にも怪物は現れたが、オオカミより大きく、ボサボサの黄色い毛、長い頭、くぼんだ目をして、やせ細り、凶暴だった。この正体不明の怪物は、多数のハンターに追われた後、有色人種のハンター、ハリソン・ウォーカーによって殺された」

ハンターによって殺された怪物の死骸がどうなったのか、詳細は不明だ。しかし、現代に至るまで、同地ではこの怪物に似た存在が散発的に目撃されている。しばしば後ろ足で立ち、人間のような顔をしているが、歯は犬歯状であるとの報告もあり、実際のところディマル・スワンプ・モンスターの正体は狼男ではないかという声もある。
他の説としては、沼に住むビッグフット、未確認のオオカミ、クマ、あるいは「ドッグマン」として知られる未確認生物ではないかとも言われているが、ほとんどが古い新聞記事からの情報のため、確かなことはわからない。この怪物の正体が何であるにせよ、不気味な場所から生まれた不気味なエピソードであることに変わりはない。
Brent Swancer(ブレント・スワンサー)
豪ミステリーサイト「Mysterious Universe」をはじめ数々の海外メディアに寄稿する世界的ライター。人気YouTubeチャンネルの脚本、米国の有名ラジオ番組「Coast to Coast」への出演など、多方面で活躍。あらゆる“普通ではない”事象について調査・執筆・ディスカッションを重ねる情熱と好奇心を持ちあわせる。日本在住25年。『ムー』への寄稿は日本メディアで初となる。
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