比婆山で獣人ヒバゴンの絵巻物が発見された! 国常立尊=天御中主尊として描かれた異形の人影
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秘密結社「フリーメーソン」の発祥の地がスコットランドだったことをご存じだろうか。フリーメーソンがアメリカを建国したのはなぜなのか。テンプル騎士団の大いなる野望を三上編集長がMUTubeで解説。
フリーメーソンを語る上で、英国は欠かせない国のひとつだ。というのも、英国の首都ロンドンには、1717年から連綿と続くフリーメーソンの総本山的グランドロッジ「The United Grand Lodge of England」が存在するからである。
しかし、そんな英国の中で、最もフリーメーソンと関わりの深い場所が「スコットランド」である。スコットランドは、英国の本州「グレートブリテン島」の北部に位置する国。では、なぜこの「スコットランド」がフリーメーソンにとって重要なのか? その理由は、フリーメーソン発祥の地がスコットランドであり、そのスコットランド系フリーメーソンたちが米国を建国したからだ。とんでもない話に聞こえるかもしれないが、ひとつひとつの歴史を読み解けば、その可能性を否定できないほどつながっていく。
では、まずフリーメーソンの起源の話をしよう。
世界的に有名なグランドロッジは、先述したロンドンにある「The United Grand Lodge of England」だが、フリーメーソンの最も古い活動記録は、1600年ごろに記録されたスコットランドの首都エディンバラにある「エディンバラ・ロッジ」で、ロンドンのグランドロッジより50年以上前から存在が確認されている。活動記録は残ってはいないが、この「エディンバラ・ロッジ」より古いとされるロッジが、スコットランドのキルウィリングという小さな都市にある。そして、このスコットランドのロッジが世界最古だといわれていることから、スコットランドがフリーメーソン発祥の地だというのがわかる。
なぜ、スコットランドでフリーメーソンが誕生したのか? その理由のひとつは、フリーメーソンの前身団体のひとつとされるテンプル騎士団に起因している。
キリスト教の聖地エルサレムを守護していたテンプル騎士団は、独自の金融システムを構築することで、とてつもない影響力を手にしていた。そんなテンプル騎士団の歴史の中で、最も活躍したひとりがウィリアム・マーシャルという騎士だ。12世紀から13世紀に生き、500戦500勝という伝説が残るほどに活躍したマーシャルは、数代のイングランド王家に仕えていた。そんなマーシャルを表すエンブレムが「赤いライオン」である。
そのマーシャルの孫にスコットランド史最大のヒーローが存在する。それがロバート・ザ・ブルース(1274~1329年)。ブルースは、対イングランド戦争に勝ち、スコットランド王国の独立を達成したスコットランドで最も偉大な王であり、戦士のひとりである。注目すべきことは、ブルース王の時代からスコットランド王国で使われはじめたエンブレムが「赤いライオン」だったということ。そう、テンプル騎士団のマーシャルのエンブレムと同じ「赤いライオン」の旗を掲げたのがスコットランドのブルース国王だったのだ。
「なぜ、赤いライオンにこだわるのか?」といわれそうだが、赤いライオンは現在のスコットランドの国旗にも描かれているのだ。スコットランドといえば青地に白の「X」型の国旗が有名だが、スコットランドには正式に「Royal Banner of Scotland」というテンプル騎士団のマーシャルのエンブレムと見た目が同じ「赤いライオン」が描かれた国旗も存在する。
つまり、国旗がふたつあり、そのひとつはテンプル騎士団のマーシャルのエンブレムが起源なのだ。いい換えれば、テンプル騎士団の血がスコットランド王家に流れているということだ。
そんなブルース王が正式にスコットランド国王として王冠を授けられたのが1306年。その1年後の1307年、フランス国王によるテンプル騎士団の弾圧が始まった。そのため、多くのテンプル騎士団員がスコットランドへ逃げたといわれている。そして、それから数百年後、テンプル騎士団の組織体系をもとに作られたのがフリーメーソンだといわれているのだ。
フリーメーソンとテンプル騎士団がつながるヒントとなるのが「ゴシック建築」だ。12世紀のフランスの神学者クレルヴォーのベルナルドゥスという人物がキリスト教会のゴシック建築を推し進めた。その彼がテンプル騎士団の設立者のひとりであるため、テンプル騎士団に関わる建造物にはゴシック建築が使われているといわれている。そして、テンプル騎士団誕生から解体までにノートルダム大聖堂、シャルトル大聖堂、そして、ブールジュ大聖堂がゴシック建築で造られている。
一方、スコットランドでは、首都のエディンバラから少し南にテンプルという小さな村があり、そのすぐ近くにテンプル騎士団が建てたとされるゴシック建築のロスリン礼拝堂がある。あのダン・ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』に登場し、一躍有名になったロスリン礼拝堂だが、この礼拝堂の外の柱のひとつには、首に縄をかけられた男性のレリーフがある。これは、フリーメーソンの儀式で行われるものと同じだ。
では、このテンプル騎士団と関わりがあるふたつのゴシック建築物、スコットランドのロスリン礼拝堂とフランス最大級の大きさを誇るブールジュ大聖堂を一本の線で結ぶと、その線上にロンドンの「The United Grand Lodge of England」が存在しているのだ。
テンプル騎士団ゆかりのゴシック建築でつながる英国最大のフリーメーソン・グランドロッジ。これは偶然ではない。
テンプル騎士団の意志を受け継ぐフリーメーソンは、古代の知恵を知っていたからこそ、これだけ正確な場所にロッジを建てられたのだ。では、その古代の知恵とは何か?
(文=岡本佳之 イラストレーション=坂野康隆)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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