北アフリカの古代壁画に「ゾウ2体を運ぶ巨人」の姿! クシュ王国のピラミッド群は巨人の建造物か?
紀元前760年頃から紀元前650年まで、5人のクシュ人のファラオがヌビアから地中海までのエジプトを統治していた。「もう1つの古代エジプト文明」であるヌビア王国がこの時代に繁栄していたのだ。そしてその遺
記事を読む

ムーと「地球の歩き方」のコラボ『地球の歩き方ムー 異世界の歩き方』から、後世に残したいムー的遺産を紹介!
本誌読者ならよくご存じであろう、イングランド南部ウィルトシャーにあるストーンヘンジ。中心部には高さ7メートル、重さ30トンの巨石で組まれた門が5つ置かれ、周囲には直径約100メートルのサークル状に、高さ4〜5メートルのメンヒル(立石)が配置されている。
まさに巨石遺跡の代表というイメージがあるが、実は建造初期(紀元前3000年ごろ)には、円形の堀と塚だけというシンプルな構造だった。

塚にはやがて56本の木の杭が立てられるが、まだ祭壇も石ではなく木製のまま。現在見られるような巨石が運ばれてきたのは、紀元前2500年ごろになってからだといわれている。
ちなみに現地の駐車場からは、1万年前に掘られたと思おぼしき4つの柱穴が見つかっているので、この地の祭儀場としての歴史が相当に古いものであることは間違いない。
さて、そのストーンヘンジの石だが、門を形成している巨大な石は「メガリス」、サークル上のメンヒルは「ブルーストーン」と呼ばれている。

ブルーストーンについては以前から、ウェールズ南西部のプレセリ鉱山で採取されたものであることが知られている。だが、メガリスがどこから運ばれてきたのかは、長い間議論の的とされてきた。
そんななか、2020年には謎が解けたという触れ込みで、ストーンヘンジから24キロ離れた「ウェストウッズ」という森林地帯のものだという報道もなされている。ただし決定打はなく、またそこから巨大な石がどうやって運ばれてきたのかは、相変わらず謎のままなのだ。
いずれにしても、ストーンヘンジ周辺は古代からの重要な祭儀場であり、同時に太陽の運行を測定する天文装置のようなものでもあったことは、すでに多くの研究で明らかになっているとおりだ。
なお、ストーンヘンジの北のエイヴベリーにも、巨大なストーンサークルがある。おそらくは相互に関係しあい、レイラインを形成していたのだろう。
現地を訪れるなら、ソールズベリーからバスツアーを利用するといい。


(月刊ムー2024年2月号より)
中村友紀
「ムー」制作に35年以上かかわるベテラン編集記者。「地球の歩き方ムー」にもムー側のメインライターとして参加。
関連記事
北アフリカの古代壁画に「ゾウ2体を運ぶ巨人」の姿! クシュ王国のピラミッド群は巨人の建造物か?
紀元前760年頃から紀元前650年まで、5人のクシュ人のファラオがヌビアから地中海までのエジプトを統治していた。「もう1つの古代エジプト文明」であるヌビア王国がこの時代に繁栄していたのだ。そしてその遺
記事を読む
漢字を発明したのは日本人だった!? 古代中国・殷王朝と縄文人を結ぶ亀卜とタカラガイ/権藤正勝
今から2万年前――。東アジアの文明を生んだ揺りかごのような大陸が存在していた。古代の日本と中国をつなぐこの大陸がわれわれにもたらしたものとは何なのか?
記事を読む
蛇神トウビョウ探訪記 古代出雲の龍蛇様を継ぐ憑き物/高橋御山人
独特な形状と生態から、忌避されつつも神聖視され「神」と崇められさえした、蛇。そんな蛇神の一種であるトウビョウは、ある地域では恐怖の対象とされたが、本来はまったく異なる性質のものだった可能性がみえてきた
記事を読む
古代の超能力「神託」の秘密と「幻視」のメカニズム/MUTube&特集紹介 2023年10月号
ギリシアと日本を結ぶ「幻視」のメカニズムを三上編集長がMUTubeで解説。
記事を読む
おすすめ記事