「鵺(ぬえ)」を射抜いた二本の矢が眠る愛媛「赤蔵ヶ池」探訪! 源頼政の母の執念が伝わる妖怪現場の謎
我が子の立身出世を切願した果てに鵺(ぬえ)となり、自らを討ち取らせた母の悲願。四国・愛媛 久万高原町 二箆(ふたつの)地区に伝わる「赤蔵ヶ池(あぞがいけ)の鵺伝説」に迫る!
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時の裂け目を予測する超古代オーパーツの正体とは!? 三上編集長がMUTubeで解説。
ついに、という言葉がまさにふさわしい。前作『クリスタル・スカルの王国』から15年。2023年のこの夏、最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開中である。
まずは本原稿を執筆時点で解禁になっていたトレーラー映像をもとに、簡単なストーリーを紹介しておこう。
──1960年代の終わり、ヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・ジュニア博士は、もうすぐ定年を迎えようとしていた。しかし名づけ娘のヘレナの訪問をきっかけに、最後の冒険に出ることになる。
ヘレナの父親はかつてジョーンズ博士と同じく冒険の世界に身を置いていた。彼は時の流れをシフトさせる能力を宿す、「運命のダイヤル」と呼ばれる究極の秘宝を取り戻すことに命を懸けていた。ヘレナはこの装置のありかについての情報を握っているが、それはナチスも同じだった。かくしてインディは、ヘレナを相棒に陸・海・空と全方位の争奪戦を繰り広げる──。
トレーラー映像を見たファンの反応はすさまじかった。
「インディは昔のままだ!!」
「まさに『運命のダイヤル』を追う者としてふさわしい!!」「外にあまり出ない父を連れて、映画館に行こうと思う。この映画が僕ら親子にとっての『運命のダイヤル』だ」「80年代にインディ・ジョーンズ・シリーズを見て育った僕は、当然のことながら考古学者になった」
今作のテーマと映画の時代背景を考え合わせると「運命のダイヤル」の正体は、1960年代から1990年代まで世界中で話題になった、「クロノバイザー」という装置ではないか、という推測が圧倒的多数を占めていた。
このクロノバイザーが何かについては、『The Vatican’s NewMystery』(2002年刊)という本に詳しい。同書の著者であるフランス人司祭/超常現象リサーチャー、フランソワ・ブリュンによれば、クロノバイザーは過去の出来事を体験できる装置で、バチカンのローマ教皇庁によって管理されていたという。
作ったのはイタリア人科学者/聖職者で、しかもエクソシストでもあったペッレグリーノ・アルフレド・マリア・エルネッティ神父(192~1994年)と、彼がリーダーを務めて1950年代に組織された13人の世界的に有名な科学者から成るタスクグループだ。
グループには1938年のノーベル物理学賞受賞者フェルミ、そして当時NASAに勤務していた元ナチスの科学者フォン・ブラウンもメンバーとして名を連ね、装置の目的は過去を明らかにすることだった。
エルネッティ神父によれば、クロノバイザーは時間旅行を可能にする機械であり、神父自身もキリストが磔刑に処される現場や最後の晩餐を目の当たりにしたという。
装置自体は小さめのキャビネットあるいはブラウン管テレビのような外見で、「不思議な金属」で作られた数本のアンテナが、レバーとボタンが並ぶコントロールパネルにつながっている。このアンテナによって、全領域から音波/光波を受信することができる。
「時間方向発見」という機能で見たい時代を指定することが可能で、空間を飛び交う過ぎ去りし日々の残響をとらえ、過去の出来事が映像としてスクリーンに映しだされるというのだ。
1994年に亡くなるまでエルネッティ神父は、ローマ教皇庁がクロノバイザーの存在を隠していると主張しつづけていた。
ローマ教皇庁も決して無反応だったわけではない。1988年に「そのような性格の機械を使った者は、例外なく除名処分とする」という公式声明を発表している。この声明が、装置自体の存在を絶対的に否定するものではない、という点にご注目いただきたい。ということは、エルネッティ神父の言葉は、真実だったのだろうか。
さて──。
トレーラー映像が公開された直後は、映画「インディ・ジョーンズの運命のダイヤル」のモチーフは、このクロノバイザーで間違いないというコンセンサスが完全にできあがっていた。複数の有名SNSでも、そういう意見が圧倒的だったといっていい。
ところがいざ映画が公開されると、すでにご覧になった多くの方々はご存じの通り、それは見事に違っていた。「運命のダイヤル」とはアンティキティラ装置──あの有名なオーパーツだったのである!
アンティキティラ装置については本誌でも何度も取りあげているので、ご存じの読者も多いと思う。
1901年、地中海のペロポネソス半島とクレタ島の間に浮かぶアンティキティラ島沖合に沈没していた古代ローマ時代の船から、奇妙な遺物が発見された。
高さ32〜33センチ、幅17〜18センチ、奥行き8センチという、がっちりした作りの置き時計ほどのサイズ感。青銅で作られた円盤状の物体で、見つかったときには木の箱に入れられていた。
時計に似た円形の文字盤があり、針は天体の動きを指し示しているとされる。調べてみたところ、カレンダー機能はもとより、日食や月食が起きるタイミングを正確に計算できるだけでなく、さらには惑星の運動までモニターできたため、発見後かなりたってから「史上初のアナログコンピューター」というニックネームがつけられた。
映画でこのオーパーツは、アルキメデスが発明した「時の裂け目を予測することができる装置」として描かれている。「時の裂け目」というのは、時空連続体におけるポータルの役割を果たす地点にほかならない。
もちろん、本物のアンティキティラ装置にそのような機能があったとは考えにくいし、時空の裂け目の存在が科学的に証明されているわけでもない。
ただ、映画のモチーフになるタイミングとしては、今がベストかもしれないと筆者は感じている。なぜならここ10年ほどで、新しい方向性の検証によってこのオーパーツに対する新事実が次々と明らかになっているからだ。
そこで改めて、アンティキティラ装置とは具体的にどんなオーパーツなのか、検証してみることにしよう。
(文=宇佐和通)
続きは本誌(電子版)で。
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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