古代西北インドの都タキシラ イエスの双子・トマスの布教伝説が残る仏教の中心地/鈴木革
パキスタンの世界遺産、タキシラ遺構群は、東西の古代文明が出会った地としても知られる場所だ。ここはまた、救世主イエスの双子の兄弟トマスが布教のために訪れた地でもあった。
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はるか古代、茨城県の北部、多賀山地の南端に大和王朝の支配に最後まで屈しなかった神がいたという。太陽神を掲げる大和王権が征服した「甕星」の正体とは!? 本誌の独自取材で得た貴重な最新情報を三上編集長がMUTubeで解説。
そのエリアに興味を抱いたきっかけのひとつは、こんなまことしやかな風説だった。
「宇宙まで届く『光の柱』が立っている場所がそこにあるらしい」
もっと具体的な、こんな“伝説”も語られている。
「アポロ宇宙船に乗船したアメリカのある宇宙飛行士が、宇宙から地球を見たときに、1か所だけ際立って光っているポイントがあり、その緯度と経度を調べると御岩神社に行き当たった。ある日本人宇宙飛行士も、『光の柱』が立っているのを見たという」
御岩神社は、茨城県の北部、日立市の山域にある神社で、御神体の山として仰がれる御岩山の山麓に鎮座している。
やや荒唐無稽にも思える右の“伝説”だが、近年、御岩山および御岩神社は日本最高のパワースポットとまで評されている。
なるほど、御岩山の聖域は、詣でてみればなるほどと思うほかない、ただならぬ景観と森厳な気配に満ちていた。とりわけ、「この山は山頂部全体が神宿る磐座」と宮司が語る、山頂の巨岩・奇岩が印象的だった。
その内容は、本誌2019年4月号掲載の拙記事に譲るが、取材の過程で行き当たったのが、御岩山を含む多賀山地の多くが、約5億年前のカンブリア紀の地層から成り立っているという驚くべき事実だった。
そんな超古代の地層は日本では茨城のここでしか確認されていない。つまり日本最古の地(岩)層である。そのことは、かつて存在した超大陸ゴンドワナの東の端にあった岩の連なりが、長い時間をかけてたどり着いたことを物語っているらしい。
この興味深い事実は、同時にこんな疑問をかき立てる。
日本最古の岩層であることと、御岩山が古来神域とされたことは、どう関係しているのだろうか。もっといえば、“伝説”にいう奇跡とどう関わっているのだろうか。折にふれ、そんな答えの出ない疑問を反芻しているなか、筆者はもうひとつの注目すべき神社の存在を知った。
その神社は、福島との県境から日立市南部に及ぶ多賀山地の南端にあって、くだんの5億年前の岩層が飛び地のように現存する場だった。そして、その本殿は、「宿魂石」と呼ばれる巨大な岩の上に祀られていた。
大甕倭文神社(神宮とも)は、JR常磐線・大甕駅から徒歩約15分。坂道を上りつめた先にあった。まずは当社の由緒縁起を読んでみよう。
「大甕の地は当社の御縁起に甕星香々背男と称する屈強なる悪神が占拠していた場所であったために称する地名とされる」
「天照大御神が天孫・瓊瓊杵尊を葦原中国に降臨させるにあたり、鹿島・香取の二神は葦原中国の国津神・荒ぶる神々を鎮め、掃討する任を負った。二神は、国津神、荒ぶる神々をはじめ、国じゅうの草木石類に至るまで平定したが、まだ常陸国に悪神がいた。名を天津甕星、またの名を天香々背男といい、大甕山上に陣取り東国地方の陸地はおろか海上にまで一大勢力をもっており、鹿島・香取の神もこの勢力の前になす術がなかった。そのとき、二神に代って甕星香香背男討伐の大任を負わされたのが、当社の御祭神・武葉槌命字だった」(「大甕倭文神社のしおり」より要約)
記紀神話に勇名をはせ、武神として名高い鹿島・香取の神(タケミカヅチ神・フツヌシ神)をもってしても敵わない悪神がいたという。名を天津甕星とも天香々背男という。大甕神社は、その悪神を打倒した武葉槌命を祭神としている。
そして「しおり」にはこうあった。
「現在の大甕神社の神域を成しております宿魂石は、甕星香々背男の荒魂を封じ込めた石であると伝えられている」
──と。
(文=本田 不二雄(神仏探偵) イラストレーション=久保田晃司)
続きは本誌(電子版)で。
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