「あの祠を壊したのか……!」 祠クラッシャーたちの顛末/妖怪補遺々々
禁忌破りのひとつとして話題になった「祠壊し」。古来、様々な理由で実際に祠を壊した人たちには、どのような展開が待ち受けていたのか? 「やっぱり」と納得のものから驚愕の顛末まで、補遺々々しました。
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90年代に話題となった「BEK」=Black Eyed Kidの現在について。あれから約30年……キッドは、すっかり大人になっていた!?
1990年代アメリカで話題になったBlack Eyed Kid(BEK)。白目がない、文字通り真っ黒な目をした子供たちのことである。目撃者によると、彼らは大体2人組で行動しており、「トイレを貸してほしい」「車で送ってほしい」等と言って近づいてくるそうだ。そして、その要求を断ると、手のひらを返したように激昂するという。
死人のように青白い肌、異形な黒い目…。しかしながら一見普通の子供と変わらない姿をしていることから、彼らの正体は、「吸血鬼」、「異星人と人間のハイブリッド」など様々な説が囁かれている。また“BEKに遭遇した人間には災いが降りかかる”とも言われていることから、「悪魔の使い」だという説もある。

遡れば1980年代ごろから目撃されているBEKだが、近年は大人のBEK、「Black Eyed Adult(BEA)」が出没しているという。特に子供を連れた女性の目撃談が多く、2016年には米・ラスベガスでBEAと子供のBEKが現れ話題になった。
目撃者は、彼らが滞在したという高級コンドミニアムの女性コンシュルジュである。BEAはコンシュルジュへプレゼントの相談をしにやってきたのだが、突然「やっぱりプレゼントは止めた」と叫んだかと思うと、いきなりコンシュルジュの顔を覗き込んできたという。
「驚きました。本当に真っ黒な目でした。そして子供たちも全く同じ目でジッと私を見つめていたの!」
女性は動揺を隠し普段と変わらない態度でやり過ごしたそうだが、このような出来事は初めてだったという。そして長期滞在を目的とした利用客が多い中、彼らはたった1泊だけして去っていったそうだ。
この話には後日談がある。
コンシュルジュの女性がBEAに遭遇した数か月後。彼女の父親が突如、腎不全を発症し死亡、そして父親を追うかのように母親までもが肺炎を患って亡くなったそうだ。それまで両親は2人とも健康で、持病などは一切なかったという。
さらに米・ペンシルベニア州ではBEAがさらに年を取った老人の姿が目撃されている。ここでは「黒い目のお年寄り=Black Eyed Elderly(BEE)」としよう。
当時まだ少女だったメリッサは、近所の家々を回りながらガールスカウトのチャリティクッキーを販売していた。なかなか売り上げが伸びず焦っていたメリッサだったが、1台の赤い車が私道に入っていくのを見つけると、「クッキーはいかがですか?」と声をかけたそうだ。
車内には若い女性の他、男性と女性のお年寄りの3人が乗っていた。年寄りの2人は、メリッサがクッキーを売っていることを知ると、子供のように興奮した様子で駆け寄ってきたという。だが、彼らの目が異様なほどに真っ黒な目をしていることに気が付くと、メリッサは、恐怖のあまりその場に立ちすくんでしまったそうだ。
「怖くて声も出なかった。そうしたら、老紳士のほうが、ゆっくりとかがみこんで私の目の前に顔を近づけてきたの」
するとメリッサの様子に気が付いた若い女性が慌てて駆けつけてきた。「本当にごめんなさいね」そう言うと女性は老人2人の腕を取り車に乗り込むと、あっという間にその場を去っていったという。
これまでの目撃談から、BEAは大人とはいえ少し稚拙な印象を受けるが、彼らは1980年代ごろに目撃されていたBEKが大人へ成長した姿なのだろうか。それとも人間を模造して作られたハイブリッドなのか。
時を超え、姿を変えて出現する彼らの正体がすべて明らかになるとき、我々は何を知るのだろうか。

(2021年1月10日記事を再編集)
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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