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ギリシアのザキントス島の付近で発見された海底遺跡について。アトランティス伝説との関連も気になるが、古代ギリシアの在りし日を知るうえで重要な発見となりそうだ。
遥か昔、一夜にして海の底へ沈んだと言われる「アトランティス大陸」。そこではオリハルコンと呼ばれる超金属が存在し、現代のテクノロジーをも凌駕する高度な文明が栄えていたというーー。
その伝説の大陸を求めて今なお研究が進められているが、太平洋や地中海など諸説あるものの、いまだその痕跡は見つかっていない。
だが、今回また新たにギリシア・アリカナス湾の海底で、アトランティス大陸の名残と思われる謎の海底遺跡が発見され話題になっている。
謎の海底遺跡が発見されたのは、アニメ映画『紅の豚』の舞台にもなったギリシア・ザキントス島近くの海底である。“青い海に難破船”が有名な観光スポットであるザキントス島のすぐ近くで、観光客のダイバーが海に潜ったところ、巨大な遺跡群が発見されたのだ。
専門家のサイモン・ブラウン氏によると、「この遺跡は約2000年前のものであり、その広さはおよそ16エーカー(東京ドーム約1.5個分)になる」と語っている。ブラウン氏は、GPSを使用したザキントス島周辺の海底高解像度画像分析を実施、すると四方八方にわたり規則的に同じ形をした石が並んでいることが判明したという。
ブラウン氏は、これらはすべて人工的に作られた「集落の跡地で間違いない」と結論づけており、規則的に並んだ石は古代建築の礎ともいえる壮大な柱廊(コロネード)の基部ではないか、と推測しているのだ。柱廊は古代ギリシア建築において重要な転換点だと言われていることから、歴史的にも貴重な発見になるかもしらないとして各方面から注目されているという。
しかしながら、アトランティス大陸が神々の怒りにふれ、海の底に沈んだのは約1万2000年前と言われているのはご存じの通り。今回発見された遺跡が約2千年前のものであれば、年代が合わないのはもちろん、海底遺跡と思われている石柱が古代時代に火山活動が活発だった時にできた堆積岩だと懐疑的な見解を示す専門家もいるという。堆積岩は石灰岩であるため、人為的ではなくても今回発見されたような石畳のような形状を自然に作りだすことが稀にあるそうだ。
しかし、世界のいたるところで海底に眠る古代都市の伝説が残されているのもまた事実である。今回発見されたザキントス島の古代遺跡については今後さらに調査を進めるそうだが、またおってその続報を期待したいと思う。今なお海底に眠る、幻のアトランティス大陸が目を覚ますときはいつなのだろうか。

(2021年2月6日記事を再掲載)
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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