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日航123便墜落事件 隠された遺体
青山透子 著
検視をした人間の「遺体」に関する新証言
1985年8月に発生した日航123便墜落事故。乗客・乗員併せて520名という犠牲者を出した、航空事故史上未曾有の大惨事である。
公式的には、事故原因は製造元であるボーイング社による整備不良とされているが、2013年に公表された国土交通省の「事故調査報告書」別冊の「研究資料の付録」には、日航123便の垂直尾翼に「異常な外力」が11トンの力で「着力」したことが原因、とはっきり記されている。この事実を、どうやら日航も政府もずっと隠蔽してきたらしい――。
本書の著者・青山透子氏は、元日航CA。退職後は順調にステップアップを重ねる一方で、東京大学大学院に社会人入学し、博士号を取得。
そんな著者が、事故から20年後、ふとしたことから事故原因に疑問を抱き、独自調査を開始。その結果、明らかとなった驚くべき事実を報告するノンフィクションを、続々と世に問うてきた。本書はそのシリーズの最新作で、シリーズのファンにとっては、まさに待望の書。今回は、現場で検視に当たっていた「看護師」の、とある「遺体」に関する新証言が、事件解明に新たな地平を開くこととなった顛末を描く。
また本書は、これまで著者らが闘ってきた、日航123便のボイスレコーダー、フライトレコーダーの提出を求める、裁判の報告書でもある。本年3月29日、最高裁はこの訴えを棄却した。
隠蔽は、今も続いている。

(月刊ムー 2024年12月号掲載)
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