90年代オカルト総決算作品「MOTHER2」30年目の真実! ギーグは恐怖の大王だった、のか
どせいさんは90年代オカルトの具現化か…⁉︎ スーパーファミコン時代の名作RPG「MOTHER2 ギーグの逆襲」発売30周年を記念して、ムー的視点で作品世界を考察する。
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UMAをはじめ、動物、昆虫から妖怪、中国の古典に至るまで、さまざまな分野の著書を持つ實吉達郎氏、日本における動物研究に大きな影響を与えたレジェンドの実像を三上編集長がMUTubeで解説。
今さらあらためて述べるまでもないが、「UMA」とはUnidentifiedMysterious Animals」の略で、「この地球上のどこかに、たぶん、いると思われるのだが、標本という実体(証拠)がないので、まだ、いるとはいえない動物」(『UMA EMA読本』より)、つまり未確認動物を意味する和製英語である。
日本生まれのこの言葉は、今では世界にも浸透しつつあり、さほど超常現象に関心のない一般の人々までもが、見知らぬ奇妙な動物を見たときにこの言葉を口にする。UMAに分類される動物の数は年を追うごとに増加し、テレビ番組でもしばしば特集が組まれるほどになっている。
こうした状況も結局は、實吉達郎氏が1976年にスポニチ出版から出した『UMA謎の未確認動物』という一冊の本に始まるといってよいだろう。つまり實吉氏こそ日本で、いや世界で初めてUMAという言葉を公にし、世間に広めた張本人である。
UMAという言葉がこうして何十年も生き残り、広まった背景として、實吉氏本人は「それまでは目撃はされているが確認されていない動物についてふさわしい名称がなかったところ、私が名案を出したので、それで通るようになったのではないだろうか」と述べる。「ユーマ」という響きそのものも、何かしらミステリアスで、それでいて発音しやすいことも、世人の口に頻繁に登場する原因となっているのではないだろうか。
また、實吉氏は最近では「EMA(Extinct Mysterious Animals)」という新しい言葉も提唱している。これは「絶滅したことになっているが、生存説もある動物たち」を意味する言葉で、ニホンオオカミやマンモスなど、従来はUMAの一種とされていた動物たちがこれに該当する。
本誌との関係では、實吉氏は早くも創刊第3号にあたる1980年3月号に「古代ロマン巨人伝説」と題する特集記事をひっさげて登場し、世界中の巨人伝説について解説している。
続く第4号の特集記事「ムー恐怖館狼男」は、実在した狼男だけでなく、アフリカや南米に伝わる、ライオンやジャガーに変身する人間についても触れている。その後も動物に関するミステリアスな話を何度も掲載しているが、こうした記事を見るだけでも、實吉氏の関心がUMAだけにとどまらないことは明らかだろう。
動物学を専門としながら、他のさまざまな分野にも通じる實吉氏は、これまで何十冊もの著書を執筆しているが、その中でUMAという言葉をタイトルに含むものは、意外にも『UMA謎の未確認動物』『UMA解体新書』『UMA EMA読本』、それに『タブー討論このUMAは実在する!?』の4冊だけのようだ。
もっとも、タイトルにUMAという文字こそ使ってはいないが、『謎の雪男追跡』は代表的なUMAであるヒマラヤの雪男に関するものであり、『世界のもう獣と怪獣』や『世界の怪動物99の謎』にも、UMAとされる動物が多数掲載されている。
『世界空想動物記』や『中国妖怪人物事典』『妖怪大百科元祖』は主として妖怪を扱ってはいるが、妖怪の中には最近UMAに分類されるものも多く、これらも関連図書といえなくもない。 實吉氏の著作において大部分を占めるのは、やはり本来の専門である動物学関係のものであるが、1971年の『クルングの冒険』や、1973年の『大氷河は去った』は少年小説であるし、日本シャーロック・ホームズ・クラブ所属のシャーロキアンとして推理小説にも造詣が深く、ホームズ関係の著書も何冊かある。
中国の古典に関しても、『豪傑水滸伝』や『封神演義大全』など何冊も著書があり、『三国志V 武将ファイル』などは、コーエーから発売されたコンピューターゲーム「三国志V」のキャラクター解説書となっている。
かと思えば、1966年の『王妃物』は、木花咲耶媛やトロイのヘレナなど、古今東西の神話や伝説、歴史の中から、奇体な運命に翻弄された高貴な女性たちを網羅し、『本朝美少年録』に至っては、実在した森蘭丸や天草四郎から、お嬢吉三や弁天小僧菊之助といった架空の人物まで、日本で知られた美少年について、男色にも触れつつ論じるという奇書でもある。
このように實吉氏の関心は、UMAや動物に限定されるものではない。つまり實吉氏は、自らの好奇心に導かれてさまざまな分野に関心を抱き、いったん興味を持った事象については関連事項を掘りさげ、関係書を読みあさり、徹底的に探求していく“知の巨人”なのである。
今回、ムー編集部は實吉氏本人に直接面談し、貴重な話をいろいろとうかがってきた。そうした取材の成果も交えて、次項から“UMAの父”實吉達郎の全貌に迫ってみる。
(文=羽仁 礼 写真=福島正大)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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