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「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
梨岡京美 著
当代随一の霊能者の、生々しい心霊現象エピソード
かつて本欄でご紹介した『霊視の人』(ナチュラルスピリット)の共著者で、斯道の大家である不二龍彦氏をして、「飛び抜けて高い霊能力」、それも「歴史的な霊能者と並べても遜色のない、卓越した能力」の持ち主であるといわしめたのが、本書の著者・梨岡京美氏である。
現在は、高知の鴻里三寳大荒神社の代表を務めるとともに、超人的ともいうべき霊視の力を活かして、さまざまな人々の悩みを解決に導く仕事に従事している。
本書は、そんな著者による自伝兼エッセイ集ともいうべき興味深い一冊で、著者初の書き下ろし作品。
訳あって実の両親ではなく、祖父母に育てられた著者は、幼くして強力な霊能力を発動。だが制御不能のその能力は祖母との軋轢を生み、不遇な少女時代を過す。18歳で運命的に結婚。22歳の時に他の霊能者の力を借りて一時的に能力を封印するも、婚家での苦難の生活は続いた。
その封印も40歳で完全に解け、能力を本格的に開花させる。以後、当代随一の霊能者として、多方面で活躍する生活に入った。
本書では、著者がこれまでに体験した、心霊現象に関するエピソードが生々しく語られる。それらはいずれも何らかの霊的教訓を含んでおり、素直に読めばそれだけでも霊的に浄化されるような気がする。
本物の霊能者に見えている世界はかくも凄まじいものか……との慨嘆を禁じ得ない、稀に見る好著である。

(月刊ムー 2024年7月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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