「天地創造」ムー2023年3月号のカバーアート/zalartworks
「ムー」2023年3月号カバーアート解説
記事を読む

モンゴリアン・デスワームの伝道者といえば……?
夏のミュージアムといえば、おばけ、昆虫、そしてやっぱり恐竜。今年もそろそろ化石の季節。新潟県立万代島美術館では6月末から「化石ハンター展」が開催される。今から約100年前、中国とモンゴルの国境地帯にひろがるゴビ砂漠で、数々の貴重な化石を発見したアメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュース。古生物学の発展にも大きく寄与し、「化石ハンター」と呼ばれた彼の功績を記念する展示だ。

1922年から1930年にかけて、アンドリュースはゴビ砂漠で5回にもわたる探検調査を行なっている。彼が「化石ハンター」と呼ばれる所以だが、その後ここは世界各国から古生物学者たちが訪れる化石発掘のメッカとなった。同展では、ゴビ砂漠で発見されたアジアの大型肉食恐竜や、日本・モンゴルの調査隊が発見したさまざまな化石が展示される。
そしてもうひとつの見どころが、世界初公開となる大型哺乳類「チベットケサイ」の全身復元骨格と復元モデルだ。チベットケサイをはじめ、チベット高原で寒冷気候に適応した大型哺乳類たちは、その後地球が氷河期をむかえると各地に広がっていったという新説がある。「アウト・オブ・チベット」説と呼ばれるものだが、チベット高原が氷河期生物のゆりかごとなっていたなんてなんともロマンがある。

ところで、「アンドリュース、ゴビ砂漠」といったら、ムー読者であればもうひとつ別の生き物を想像するのではないだろうか。そう、あの「モンゴリアン・デスワーム」の情報を初めて欧米に伝えたのがこのアンドリュースなのだ! 彼自身は実在を信じていなかったといわれるが、「化石ハンター」は今につながるUMA情報伝道者の顔も持つ。まさに冒険者、探検家の鑑たる彼に思いを馳せながら鑑賞すると、ひと味違った感慨があるかも。
ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念
化石ハンター展 ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣
会期:6月25日(火)〜9月23日(月、振替休日)
会場:新潟県立万代島美術館
料金:一般1,800円、大学・高校生1,500円、中学生以下無料
詳細は公式サイトから

webムー編集部
関連記事
「天地創造」ムー2023年3月号のカバーアート/zalartworks
「ムー」2023年3月号カバーアート解説
記事を読む
節分の夜は便所には行かぬこと……妖怪「カイナデ」が迫る赤青の選択/黒史郎・妖怪補遺々々
2月といえば節分! そこで季節感に合わせて今回は。節分の夜に現れる妖の話を補遺々々しましたーー ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘す
記事を読む
生物兵器チュパカブラの運用に悩むCIAの日常…マンガMUMINz
石原まこちん連載マンガの最新話を公開! 吸血UMAがヒマを持て余している?
記事を読む
家族の危機をラブ八先生に相談だ! Love Me Doが見るまこちん一家の行く末/石原まこちん・ムーさんぽ
都市伝説ウォッチャーの漫画家・石原まこちんが散歩気分で高みを目指すルポ漫画10回目! 知られざる石原家の悩みを、占い師Love Me Doさんが喝破する。緻密に組み合わされた占いと霊視で、まこちん、石
記事を読む
おすすめ記事