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「呪術廻戦」の両面宿儺を知った人も注目!
仏教を語るとき、切っても切り離せないのが、祈りの対象となる御本尊・仏像を彫る「仏師」の存在だ。その起源は仏教の伝来と共に中国大陸・朝鮮半島から移住してきた職人たちと言われ、以来、日本でも多くの名仏師が誕生した。
中でも、江戸時代の修験僧であり仏師である円空(えんくう)は、生涯に12万体の神仏を彫る誓願を立てたと言われる。実際に12万体を彫れたのかどうかは定かではないが、修行の旅に出ながら神仏を彫り続けたことが伝わっており、事実として今も5千体を超える「円空仏」(えんくうぶつ)が全国各地に残っている。
大阪のあべのハルカス美術館では、開館10周年記念として、この円空をフィーチャーした展覧会「円空 ―旅して、彫って、祈って―」を開催中だ。円空の初期から晩年までの代表作を集めて、創造の足跡をたどる展示となっている。期間は2024年4月7日(日)まで。
本展は、現時点であべのハルカス一会場のみの開催とされており、約160体の円空仏が集合している。
ちなみに本展のポスターなどメインビジュアルに使われているのは、円空の代表作のひとつ「両面宿儺坐像」だ。
日本書紀では大和朝廷に服さない逆賊として記されている両面宿儺だが、飛騨や美濃では、土地を開拓し豊かさをもたらした英雄として伝えられている。
そして両面宿儺といえば、もう一つ。近年、少年ジャンプに連載中の漫画「呪術廻戦」(作:芥見下々)にその名前が出てくることで、一気にポピュラーになった神仏でもある。実は本展では、「呪術廻戦」のアニメで両面宿儺役を演じる声優・諏訪部順一さんが音声ガイドの声を担当。両面宿儺の声で両面宿儺について知ることができるという粋な演出だ。
円空の人生の歩みや人となり、そして円空仏の魅力やその秘密を、諏訪部さんの「両面宿儺ボイス」で堪能できる貴重な機会なのでぜひお見逃しなく。
<展覧会概要>
「円空―旅して、彫って、祈って―」
公式サイト https://www.aham.jp/exhibition/future/enku/
会場:あべのハルカス美術館
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
開催期間:2024年2月2日(金)~ 4月7日(日)
開館時間:火~金 / 10:00~20:00 月土日祝 / 10:00~18:00*入館は閉館30分前まで
入館料:当日(前売・団体)
一般 1,800円(1,600円)、大高生 1,400円(1,200円)、中小生 500円(300円)
※団体は15名様以上。※前売券は11月23日(木・祝)~2024年2月1日(木)までプレイガイドなどで販売。※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額。

杉浦みな子
オーディオビジュアルや家電にまつわる情報サイトの編集・記者・ライター職を経て、現在はフリーランスで活動中。
音楽&映画鑑賞と読書が好きで、自称:事件ルポ評論家、日課は麻雀…と、なかなか趣味が定まらないオタク系ミーハー。
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