「心霊写真」という新たなる恐怖の発見と衝撃/昭和こどもオカルト回顧録
昭和の時代、少年少女がどっぷり浸かった怪しげなあれこれを、“懐かしがり屋”ライターの初見健一が回想する。 今回は「心霊写真」を回想。今見ればなんてこともない写真が、ページに触れるのも憚られるものに見え
記事を読む

「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
八木龍平 著
現代社会にあふれる「呪い」への対処法が満載
「呪い」というと、評者などはついつい「丑の刻参り」などを思い浮かべてしまうが、実際には、何も藁人形だけが呪いではない。手許の辞書によれば、「憎く思う者がよい運命をたどらないようにと念じる」だけでも、呪いが成立するという。
そして本書でいう「呪い」とは、「他人に考えさせず、自分のいう通りに他人を動かすこと」。だからたとえば、親が子に「金持ちと結婚しなさい」といえば、それだけで呪いになってしまうというのだ(ちなみに、「本当に好きな人と結婚しなさい」なら、呪いにはならない。両者の違いについては、ぜひ本書でご確認いただきたい)。
本書は、現代社会にあふれ返っている、この「呪い」への対処法が満載された「呪いのトリセツ」。それも、変にスピリチュアルであったり、おどろおどろしかったりするものではなく、もっぱら心理学に基づくテクニックばかりなので、オカルトが苦手という人も(本誌の愛読者にそんな人がいるのか?)、すんなり納得できる内容である。
著者の八木龍平氏は「社会心理学者にして神社の案内人」。『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(サンマーク出版)などのベストセラーで知られる。
本欄には初登場であると思われるが、人柄がうかがえるような読みやすく優しい文体。本文も、重要な箇所はマーカーで強調されるなど、工夫されている。

(2023年12月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
関連記事
「心霊写真」という新たなる恐怖の発見と衝撃/昭和こどもオカルト回顧録
昭和の時代、少年少女がどっぷり浸かった怪しげなあれこれを、“懐かしがり屋”ライターの初見健一が回想する。 今回は「心霊写真」を回想。今見ればなんてこともない写真が、ページに触れるのも憚られるものに見え
記事を読む
8波無視できない! 感染症の恐怖が具現化した怪異譚/黒史郎・妖怪補遺々々
巷ではコロナ第8波に自粛の声が上がりつつ、旅行者支援も行われている、なんだかよくわからない状況ですが、感染症に振り回されたのは過去の人々もでも同じです。そんな感染症にまつわる奇妙な話を補遺々々しました
記事を読む
無数の人形が思いを語る! 津軽の「賽の河原」で死者供養の尊さを実感/小嶋独観
珍スポ巡って25年、すべてを知る男による全国屈指の“珍寺”紹介。今回は青森県津軽地方の死者供養について。婚礼人形の奉納に秘められた悲しい思いとは?
記事を読む
元祖スープカレー「マジックスパイス」オーナーのUFO体験と「ゆらぎ」/石原まこちん・ムーさんぽ
都市伝説ウォッチャーの漫画家・石原まこちんがムー的スポットや人物を探訪するルポ漫画。今回はオーナー自身がUFOにアブダクションされた経験のある「マジックスパイス」へ……。 (2020年1月31日記事を
記事を読む
おすすめ記事