巨大“おそそ”神輿「大縣神社豊年祭」ほか 3月の奇祭まとめ
全国各地に春を呼び込む、ユニークな3月の奇祭の数々。
記事を読む

「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
成泰 著
タロットのルーツはグノーシス主義にあった
自慢ではないが、評者はこれまで、数多のタロット本を、それなりに読み込んできた。そんな評者が、一読、天を仰いで感泣させられたのが、本書である。正直、評者は永年にわたりまさにこのようなタロット本の登場を渇望していたのだ。
本書は、大アルカナ22枚のそれぞれを美術史学の手法で分析し、図像の元となった美術作品を特定するとともに、図像に秘められた思想的メッセージを浮き彫りにしてゆく。
そして、タロットという体系のルーツそのものが、グノーシス主義とその流れを汲むカタリ派の神秘思想にあったことが、説得力豊かに示されるのだ。優れて学術的でありつつ、文体は平明、内容は極めてユニークかつ斬新、これまでどこのだれにも為し得なかった偉業である。
著者の成泰氏は本場イタリアで美術史を学んだ建築士で、英・独・仏・伊・露語に通暁する才人。まさに、この人にしてこの偉業有りというところである。
それと評者としては、展開法の解説に「動的展開法」が含まれているのがありがたかった。
なお、本書と並行して、マルセイユ版をベースとするNaritaiオリジナル・タロットも製作されている。その頒布については、X(旧twitter)などで告知されるというから、こちらも要注目である。
いずれにせよ、日本人の手でこれほどのタロット本が書かれたという事実を、ここは素直に言祝ぎたい。

(2023年11月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
関連記事
巨大“おそそ”神輿「大縣神社豊年祭」ほか 3月の奇祭まとめ
全国各地に春を呼び込む、ユニークな3月の奇祭の数々。
記事を読む
噂の「かがみの特殊少年更生施設」で何が起きている? 公開情報で読む真相と、大いなる隠蔽の影
とある少年更生施設がネットやSNSで急速に話題となっている。その背景とは……?
記事を読む
ミステリーハンター竹内海南江インタビュー!多くのオーパーツを見た女性のムー的な「地球の歩き方」
人気テレビ番組「世界 ふしぎ発見!」。そのミステリーハンターとして、歴代最多の出演回数を誇る竹内海南江かなえさん。これまでに100を超える国を訪れた彼女が、実際に目にし、体験してきた出来事とは?(ムー
記事を読む
「宇宙人」と呼ばれた伝説のテレビマンが体験したエリア51での恐怖/UFOディレクター矢追純一(3)
テレビがまだ娯楽の中心だった1970~1980年代。UFOや超能力、ネッシーなどを紹介し、全国に一大ブームを起こした男がいた! 彼の名は、矢追純一。その後の日本人の意識を大きく変えた、伝説のテレビ・デ
記事を読む
おすすめ記事