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シークエンスはやとも/八木勇生 著
憑き物を日常に落とし込む方法を、ゆるく解説
著者のひとりであるシークエンスはやとも氏は、吉本のお笑い芸人。霊が見える家系に生まれ、芸能人の生き霊鑑定などを行う。人呼んで「芸能界最恐心霊芸人」。もうひとりの著者である八木勇生氏は、SNS等で「独自の神社参拝、パワースポット巡りを提唱する人気のインフルエンサー」。
本書は、このいかにも現代のSNS世代に受けそうなふたりが、生き霊やスピリチュアルを主題に、縦横無尽に語り尽した対談本。2022年8月7日、ヒカルランドパークにて行われた対談が元になっている。
標題から連想されるような、とくに「憑き物」から身を守るとか、「憑き物」を祓うとかに特化したマニュアル本ではない。もっと幅広く、一般人が神社や霊とどう付き合っていくか、そして「それを日常にどう落とし込めばいいのか」といった内容が、ゆるーく語られる。そもそも、はやとも氏自身、憑き物は見えても祓うことはできないらしい。
当初、はやとも氏の能力を極度に恐れていた八木氏だが、対談中に「普通の生き霊(女の子)」が憑いていると霊視され、異常な食いつきを見せるのが微笑ましい。
実際には、ほとんどの人には何も憑いていないのだが、芸能人やYouTuberなどの変わった人には、生き霊が憑いている場合が多いという。中には、ひとりで5000体もの霊に取り憑かれた人もいるというのには驚かされた。

(2023年8月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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