「ソーダ村」は「そうじゃない」? みんなが知っているのに微妙に違うあの歌の正体/妖怪補遺々々
インターネットもなかった時代に、各地の子供たちの間に広まった謎の歌がある! その起源とは!? 歌にはどんなバージョンがあるのか? そんな妖怪とは異なる怪異的現象を調査! ホラー小説家にして屈指の妖怪研
記事を読む

ゲーム雑誌「ファミ通」とのコラボでムー的ゲームをお届け!
死。死こそは太古より人類の最大関心事なのだから、きっとあなたも一度は興味を抱いたに違いないはず。そう、墓守という仕事に。奇しくもゲーム業界では、お墓を経営する某有名シミュレーターゲームは先行して存在しているものの、今回ご紹介する『THE GRAVEDIGGER』は、墓守どころか、隠れて墓泥棒を生業とする悪徳葬儀業者となって、ぼろもうけを画策するというのだから実に罪深い作品といえる。
地元の教会で手伝いとして雇われたあなたは、あろうことか敷地内の墓を掘り起こし、貴重品を見繕っては懐に入れていくことになる。おっと、盗掘の経験は不問。これまたあくどい上司が懇切丁寧にチュートリアルをしてくれる。墓の掘り起こし方から、棺桶のこじ開け方。さらには、盗品の鑑定から闇サイトで売り払うまでの一連の工程をね……。
教会内でそんな悪行に手を染めるのは、文字通り悪魔の所業にほかならない。あなたは、そういった罪深い仕事を重ねることで、あるとき、ふと死体と一緒に埋葬されている奇妙な「焼けた骨」を見つけることになる。これはいったい、何なのか? ムー民の皆様ならピンとくるはず。そう、これは悪魔にまつわる骨であり、決して手にしてはならないもの。罪にまみれたものだけが、こうした「呪物」と邂逅するというのは、神が紡いだ因果なのかもしれないのだ。

人目のつかない夜間に暴ける墓は、3つまで。深夜の墓地をさまよい歩きながら、どの墓を暴くべきか? 悪魔の骨を除霊するには、すべての骨を集めて悪魔祓いの儀式を行わなくてはならないため、あなたは価値ある盗品を狙いながらも、悪魔祓いのための骨を集めなくてはならない。稼いだ金も、ダウジングロッドや除霊のための物品の購入などに投資していかねば、夜ごとに強まる悪魔の気配から逃れることはできないだろう。
本作がもたらすのは、真夜中の墓場でライトとスコップを手に、金か、命かの二択に逡巡する墓泥棒になれるという、唯一無二の体験。大罪に手を染めたものがたどる運命を、ぜひ本作で体感していただきたいところである。

(本作のムー民度 ★★★★☆)
Steam 配信中 1,200円
© 2024 Authogin
(月刊ムー2024年10月号)
藤川Q
ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。
関連記事
「ソーダ村」は「そうじゃない」? みんなが知っているのに微妙に違うあの歌の正体/妖怪補遺々々
インターネットもなかった時代に、各地の子供たちの間に広まった謎の歌がある! その起源とは!? 歌にはどんなバージョンがあるのか? そんな妖怪とは異なる怪異的現象を調査! ホラー小説家にして屈指の妖怪研
記事を読む
恐怖と戦慄の「東京タワー蝋人形館」のトラウマ! 消えた拷問人形たちは今いずこ……/初見健一の昭和こどもオカルト回顧録
かつての東京タワーで展望台よりも人気を博した「蝋人形館」をあなたはご存じだろうか。猥雑で迷宮的だった“魔塔”東京タワーの実態を紹介!
記事を読む
酒呑童子は元ヤンのイケメンだった!越後で見た鬼大将の始まり/松原タニシ超人化計画「酒呑童子」(1)
日本史上最強の鬼は、新潟出身のイケメン元ヤンだった!松原タニシが今回追いかける超人は、旅先で偶然出会ったあの妖怪界の超大物だ。
記事を読む
赤ちゃんに唾を吐き、新郎新婦に排泄を禁じ、少女に鍋を被せ…! 話題の古書店主が語る世界各地の奇祭
いま密かに話題の古書店「書肆ゲンシシャ」の店主・藤井慎二氏が、同店の所蔵する珍奇で奇妙なコレクションの数々を紹介!
記事を読む
おすすめ記事