「ソーダ村」は「そうじゃない」? みんなが知っているのに微妙に違うあの歌の正体/妖怪補遺々々
インターネットもなかった時代に、各地の子供たちの間に広まった謎の歌がある! その起源とは!? 歌にはどんなバージョンがあるのか? そんな妖怪とは異なる怪異的現象を調査! ホラー小説家にして屈指の妖怪研
記事を読む

「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
サンドラ・ローレンス 著
美麗な図版が魅力の、樹木の秘密に迫る一冊
森。それは食糧や燃料の確保といった、人々の実用的な目的を満たす資源の宝庫であると同時に、また聖域であり、この世ならざるものの棲み家であり、異界への入り口でもあった。森の住民たる樹木は、全世界で聖なるものとして尊ばれ、崇拝の対象となってきた。
本書は、そんな森と人間との関わりを、今改めて再考するための、好個の手引書。著者によれば、「民間伝承と木々を知る喜びの食前酒」にして「木の民俗というすばらしい底なし沼への入口」である。
全50種におよぶ世界の巨木、神木を厳選し、それぞれの木にまつわる神話や伝承から、本草学的効能、物語、関連する呪術にいたるまで、紙幅の許す限りの情報がこれでもかと詰め込まれている。
英国王立キューガーデンズ所蔵の美しい植物画を中心に、美麗な図版が全ページを彩っているのも本書の魅力。この図版を眺めるだけでも、価格相応の価値がある。まさに、ずっと手許に置いておきたい、極上の博物誌に仕上がっている。
著者であるサンドラ・ローレンスは、ロンドン出身の作家兼ジャーナリストで、これまで本欄で採りあげたことはないが、いくつかの歴史書を上梓してきた。
本書の姉妹編として、同じ版元から『魔女の庭 不思議な薬草事典』および『魔女の森 不思議なきのこ事典』も出版されている。あわせてご覧いただきたい。

(月刊ムー 2024年7月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
関連記事
「ソーダ村」は「そうじゃない」? みんなが知っているのに微妙に違うあの歌の正体/妖怪補遺々々
インターネットもなかった時代に、各地の子供たちの間に広まった謎の歌がある! その起源とは!? 歌にはどんなバージョンがあるのか? そんな妖怪とは異なる怪異的現象を調査! ホラー小説家にして屈指の妖怪研
記事を読む
赤池の鯉を食べてはいけない! 村を焼きつくす淡水魚「鯉右衛門」/黒史郎・妖怪補遺々々
ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪遺々々」! 今回は、〝祟りで村を焼き尽くす大きな鯉〟を補遺々々します。 (202
記事を読む
怪物UMAは暴れてナンボ!? マンガ「MUMINz」第3話:ツチノコ凶暴化計画
石原まこちん連載マンガの第2話を公開! あの大捜索の影で、栄光をつかんだ人もいれば、ボヤイているUMAもいたようで……
記事を読む
「知られざるUFOプロジェクト:秘密宇宙計画SSP」ムー2024年3月号のカバーアート/zalartworks
「ムー」2024年3月号カバーアート解説
記事を読む
おすすめ記事