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福島市の飯野地区、とくに千貫森を中心とする一帯は、「UFOの里」と呼ばれている。
千貫森周辺では、古くから謎の発光物体(UFO)の目撃事件が多発しているからだ。市も過去の目撃記録やUFOに関する資料を集め、一般向けに展示している。それが1992 年に開館した、UFOふれあい館だ。
ほかにもUFO物産館やUFO広場などが整備され、今ではUFOの里として人々の関心を集めている。町おこしの原動力となっているわけだ。
そしてこの千貫森には、古墳説、あるいは人工ピラミッド説がささやかれている。


理由の第一は、まず見た目の美しさにある。円錐形の山容は美しいシルエットを描いており、まさにエジプトのピラミッドを彷彿とさせる。また頂上付近で地面を強く踏むと、地下に空洞が広がっているかのような、乾いた音が響くという。さらに千貫森周辺には、「モアイ石」「船石」「タイコ石」「くじら石」と呼ばれる奇妙な石がいくつも配置されており、これもピラミッド説を強く裏づけているのだ。
加えて千貫森の西にある「一貫森」と呼ばれる小さな山は、千貫森ピラミッドを拝む拝殿の役を果たしているとも考えられる。
このようにピラミッドである要素は、ほぼ備えているといっていい。
前述の山頂地下の空洞についても、アンテナや格納庫などを備えたUFO基地ではないかともいえる。周辺では磁場が非常に強くなるポイントがあるともいわれており、千貫森ピラミッドがUFO飛来の拠点になっている可能性は高いのだ。
もうひとつ、千貫森付近には「都から逃れてきた崇峻天皇の妃・小手姫が住み、養蚕や機織り技術を教えた」という伝説がある。千貫森にほど近い女神山山頂には、小手姫を埋葬した陵墓まであるという。
これは、すぐれた技術や文化を持った存在がやってきて、人々を導いたという来訪神神話の一種なのかもしれない。神にも似た存在が、かつてこの地を訪れていたのだ。
それは先進技術を日本列島に伝えた秦氏に関係する人々だったかもしれないし、あるいは虚船(UFO)に乗って訪れた、天空の異人たちだったのかもしれないのである。

(月刊ムー 2024年5月号)
中村友紀
「ムー」制作に35年以上かかわるベテラン編集記者。「地球の歩き方ムー」にもムー側のメインライターとして参加。
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