ブリューゲルの名画に恐竜が描かれていた!! 16世紀の美術オーパーツ/権藤正勝
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アトランティスに匹敵する超古代文明が北海に沈んでいた!? 幻の「ドッガーランド」の調査が始まっている。
高度な文明を築いていたにもかかわらず海の底へと沈んだ古代都市の伝説は世界各地に残されている。「ムー」「アトランティス」「レムリア」などが有名だが、かつて北海に存在した大陸「ドッガーランド」をご存じだろうか。
ドッガーランドとは、イギリス、グレートブリテン島からスカンジナビア半島南部海域にまで広がっていた大陸である。約1万2000年前から始まった海面上昇により水没したと推測されているが、北海周辺ではマンモスやパイソン、オオカミなど多種多様な動物の骨が発見されていることから、ドッガーランドは樹木が豊かに茂る、古代人の貴重な狩猟場であったそうだ。
現在もイギリスのブラッドフォード大学を中心に様々な調査、研究がなされているが、彼らを悩ませているのが、古代ドッガーランド人の文化である。
通説では田畑を耕し作物をつくる「農業」が行われるようになったのは新石器時代とされている。しかし、イングランド本土からワイト島を分けるソレント海峡で発見された植物を分析した結果、ドッガーランドでは通説より2000年以上も昔から農業が普及しており、近隣地域への貿易も行われていたことが明らかになったのだ。

また遺物の多くがこの地で集団生活が営まれていたことを示唆するものであり、古いものでは約5万年前の火打ち石があるという。このことから考古学研究チームは「太古の昔よりこの地に人類が定住していたことは間違いない」と断言。ドッガーランドを“イギリス版アトランティス”と銘打ち、磁気フィールド調査のほか、地震工学によるマッピング調査、環境や堆積物の分析など多方面から調査を進めたが、いまだその全容は明らかになっていないのが現状である。

しかしながら作家であり歴史学者でもあるロバート・ジョン・ラングトンは「この地で高度な文明が興っていたことは間違いない」と主張。ドッガーランドの謎を解く鍵は、古代ギリシア文献に記された”超古代文明”にあると述べている。
その昔、海に沈んだ超古代文明といえば古代ギリシアの哲学者プラトンによる「アトランティス」の伝説が有名であろう。これは紀元前4世紀に著した対話篇『ティマイオス』と『クリティアス』で、アトランティス帝国について詳細な記述を残したものであるが、人類で初めて歴史を著述したとされる古代ギリシアの歴史家ヘロドトスもまた、超古代文明について言及している人物のひとりである。
ヘロドトスはプラトンがアトランティスについて言及する約500年前、自書の『歴史(第4巻、第32章から第36章)』の中で、極北の楽園「ヒュペルボレイオス(Hyperboreios)」についてこう述べている。
「極北に位置するが、一年を通して温暖な気候で、日は沈まない。人々は皆背が高く、病気や労働のない、平和な土地だ」

古代ギリシアで語られる2つの超古代文明——。ラングトンはこの2つを徹底的に比較、検証した結果、「プラトン、ヘロドトス、両者の指し示す文明は同一である可能性が非常に高い」と述べており、その土地こそがドッガーランドであると結論づけている。スペースの関係で要約しているが、ラングトンは歴史のみならず考古学や地学など多角的に調査、分析しており、氏の理論に賛同する学者も少なくないようだ。

「ドッガーランド文明の高度な技術を示す遺跡のひとつが”ストーンヘンジ”です。これはプラトン、ヘルドトス、両者の文献に記されている神殿の一部で間違いないと強く確信しています」
というように、ラングトンは、イギリスの巨石遺構ストーンヘンジとの関係性にも言及している。氏の理論は謎多きドッガーランド研究に風穴を開けることができるだろうか。今後の研究に大いに期待したいと思う。

参考
https://historyenhanced.com/archaeologists-unearth-extraordinary-lost-underwater-civilization-using-magnetic-field-technology/
https://prehistoric-britain.co.uk/on-sunken-lands-of-the-north-sea-lived-the-worlds-greatest-civilisation
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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