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2Dマップが複雑に入り組んだ巨大構造物をくまなく探索していくゲームジャンルを"メトロイドヴァニア"という。「メトロイド」や「キャッスルヴァニア」(悪魔城ドラキュラ)のような探索+アクションものの総称だ。
2024年、ついに名状しがたき未知なる遺跡を好奇心と勇気を携えて探索していく……その名も『ELDRITCHVANIA』が配信された。エルドリッチなメトロイドヴァニア。その題名に偽りなく、クトゥルー神話を題材とした探索型アクションである。
クトゥルー神話作品群といえば、物語を読み進めることで、決して人の目に触れることのなかった秘密を暴いていくかのような興奮と戦慄にゾクゾクするものだが、本作ではそんなテイストを味わうごとく、広大なマップをじわじわと隅々まで探索していく。
あなたは老オカルト学者のドガルドとなって、消息を絶った息子ファーガスを探す旅に出る。行き先はスコットランド北部の海岸の外れにある"ブラックホーン島"と、島の地下深くに埋もれた邪悪な知識が眠る未知なる遺跡だ。だがこの遺跡は、地球人類が忘れ去った深淵に潜む、名状しがたき恐怖が眠りについている禁域。探索を進めることで、這いよる恐怖と戦慄が待ち受けている。
手描きのマップには70以上の部屋が存在し、そのどれにも無数の敵と罠が待受けているので、ドガルドを強化するアップグレードやさまざまな人類の叡智たるアイテムを準備して立ち向かわなくてはならない。人知を超えた悩ましい難解なパズルや謎解きも行く手を阻むうえ、見ただけで正気を失うような旧支配者とその眷属との邂逅も避けては通れない。
なんといっても、探索中はSAN値(いわゆる正気度)の減退をもたらす数々のショック要素にも気を配らねば、プレイの進行にも大いに影響を与えることになるだろう。詳しくは、ぜひプレイして体験していただきたい……なにしろ、本作は無料で配信中なのだから。

(本作のムー民度 ★★★★☆)
Steam 無料
© DeathCount Games
藤川Q
ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。
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