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現代の日本に、数百年の伝統を堅持する忍び一が残っていたら……。 大胆な着想をもとに制作されたスリリングなドラマに、本誌も意外なかたちで登場!
もしも今の日本に「忍び」が生き残っていたとしたら。戦国乱世のように社会の影で秘密裏に任務を遂行していたとしたら─。Netflix 世界独占配信「忍びの家」は、ある事件をきっかけに家業を封印した最後の忍び一家・俵(タワラ)家の家族を中心に、この国の根幹を揺るがす巨大な陰謀との対決を描いたスリリングなサスペンス&アクションドラマだ。
賀来賢人演じる主人公の晴(ハル)は、忍びとしての類い稀な能力を持った俵家の次男。しかし6年前に一家を襲った悲劇から大きなトラウマを負い、「忍び」という運命に葛藤しながら暮らしている。それは父・壮一(江口洋介)、母・陽子(木村多江)、長女の凪(蒔田彩珠)ら家族たちもおなじ。6年前の事件は、俵家に代々続いた「忍び」の封印を決断させるほど大きな傷跡を残していたのだ。
しかし皮肉なことに、事件はこの国を崩壊させかねない巨大な闇を生み出し、「国」はふたたび俵家の忍びの力を求めることになる──

フジヤマやスシなどとならんで、いわゆる〝日本〞イメージの定番のひとつにもなっている「ニンジャ」。そのルーツは古く、戦国時代に各地の武将たちが駆使したスッパ、ラッパなどと呼ばれる諜報・隠密集団にあるとも、さらに南北朝時代まで遡るともいわれる。
有名な忍びとしては甲賀衆、伊賀衆という二大流派があるほか、徳川吉宗が創設した御庭番も将軍が直々に使役する忍び集団として描かれることが多い。
幕末動乱期にはあの黒船に潜入調査をおこなった忍びも実在したし、幕府が崩壊し明治維新を迎えたあとにも忍びたちはその技術と能力を次世代に伝承していたという。なにしろ昭和になって設立された情報機関、あの陸軍中野学校でも、一時期、忍者技術が教えられていたことが明らかになっているのだ。
その陸軍すら消滅して80年近い現在、忍び集団の現状がどうなっているのか詳細は明らかではない。そもそも自らの存在を隠すことが忍びの基本、彼らについてはわからないことが多くて当然なのだ。しかし、諜報技術はいつの時代にも求められるもの。現代社会で息を潜めながら腕を振るう忍びがいたとしても決して不思議ではない。
本作は一見普通の一家が秘密を抱えた忍者という、一種コメディのような設定から描かれていくが、その根底にはリアルな現代忍者の物語があり、数々の未解決事件の裏には彼らの存在があるのかもしれない。


ところでじつは本誌、意外なところで本作と大きな関わりがある。主人公晴と関わる重要な役どころとして登場する雑誌記者、伊藤可憐(吉岡里帆)が寄稿する媒体が、なんと「ムー」なのだ! たとえ深夜でも現場にかけつけ、危険な潜入調査もいとわない大胆かつ有能な記者である彼女は、長年追っているある未解決事件の背後に、なにか巨大な力と組織が働いていることに勘づいていく。その情報を掲載できるのは「ムー」しかない、というわけだ。
「世界の謎と不思議に挑戦する」本誌こそ、彼女の前のめりな取材姿勢を見習わなければならないところ。だが、この世界の謎と対峙するとき、われわれは謎からも覗き返されていることを忘れてはならない。大きな力、そして影の実行部隊の痕跡に迫る彼女は、いったいどうなってしまうのか。その衝撃的な答えは……「忍びの家」を最後まで観れば明らかになる!


もしも忍びが生き残っていたら、どんな人生を送っていただろう。どう進化し、どんなガジェットを使い、何を信じて生きるのか。そんな「現代に生きる忍び」のマインドをリアルに描きたいと思い、この作品に向き合いました。忍びの歴史から信仰的背景までを調べあげ、その心情を掘り下げています。
ドラマの主人公たちは、頑ななまでに伝統を守りながらも現代社会を生きている忍びたち。だから彼らの心情も物語の展開も、今までのドラマとはまったく違うユニークなものになっていると思います。ぜひそこを楽しんでほしいです。

「忍びの家 HOUSE NINJAS」
Netflixにて独占配信中
主演:賀来賢人
出演:江口洋介、木村多江、高良健吾、蒔田彩珠、宮本信子、吉岡里帆 ほか
監督:デイヴ・ボイル
(月刊ムー 2024年4月号より)
高野勝久
ライター、編集者。日本の歴史や神話をメインフィールドに活動。
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