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高校生のころから「神々しい夢」をしばしば見るようになったという西なつめ氏。2年ほど前、ある人に作品化をすすめられ、「しあわせ夢絵」として発表したところ、絵を飾った人たちから「嬉しい出来事が起こった!」という報告が殺到。現在は、依頼者のためだけに夢を見てそれを絵にする「しあわせ夢絵『夢現』」の制作に取り組んでいます。西氏が辛酸なめ子氏のために見た夢とは!?







子供時代から絵を描くことが好きで、父親の事故をきっかけに命について考えるようになり、しばしば神々しい夢を見ていたという西なつめさん。「奇跡の写真」で有名な秋元隆良さんに作品化をすすめられ、「しあわせ夢絵」として発表したところ大評判に。雑誌掲載がただちに決まるなど順風満帆です。 作品を拝見すると、夢の世界のような幻想的なタッチ。夢の雰囲気を表すにはどんな描き方がよいのか試行錯誤した結果、水墨画用の紙にアクリル絵の具で描くという組みあわせにいきついたとのこと。 でも、アクリル絵の具によくあるパキッとした塗り方をするのではなく、紙を霧吹きで湿らせながら、絵の具を叩き込むように塗っているとか。紙の裏面にあらかじめ白を塗っておくと立体的に見える、という手法も見いだしたそうです。後日、伊藤若冲(じゃくちゅう)もその方法で描いていたことが判明。高次元の存在に導かれているようです。 編集部のMさんのために見た夢を描いた「しあわせ夢絵」の新バージョン「夢現(むげん)」は、赤土の大地とブルーの泉、ユリの花が織りなす美しい光景でした。「今は曇っていても、光が差し込んできます」というメッセージを告げる西さん。 驚いたのは、その日のMさんの服の色と、絵に使われている色が同じというシンクロニシティ。Mさんに必要な色なのかもしれません。私のために見てもらった夢もファンタジックで、こんなによい夢ばかり見られるのがうらやましいです。 「汚い夢や暗い夢はあまり見ません。高校生のころに交通事故に遭ってから、神々しい夢を見る頻度が上がったようです」 だれもが龍や鳳凰の夢を見ると思っていたそうですが、普通は夢に出てきません。 夢に何も出てこなくて焦ることはないのでしょうか? 「何かしら見てはいると思います。夢の内容を言葉でメモすると思いだしにくいので、色鉛筆で色の印象だけ描きとめておきます」とのことで、無限のイメージが湧きでてくるようです。 このところ生成AIによるアートが話題ですが、AIといえども見た夢を再現するのは不可能です。人類の可能性も感じました。
辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。
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