藪知らずに、迷い込む 「千葉の多層異界」深津さくら怪談/吉田悠軌・怪談連鎖
内容が似通っているわけでなくても、奇妙な関連性を感じてしまう怪談がある。怪異の連鎖は人だけでなく、土地、時間、道具、さまざまなモノにひもづいて起こっていくのだろうか。
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100年以上前にアメリカの石炭発電所で 偶然発見された鋳鉄製ポット。一見すると何の変哲もない容器だが、とてつもないミステリーが秘められていた!
発見された場所や製作された時代とそぐわない、存在自体がありえない古代の遺物を「オーパーツ」と呼ぶ。有名な「アンティキティラ島の機械」や「クリスタル・スカル」をはじめ、これまでに世界各地でさまざまなオーパーツが発見されているが、まだまだ日本で知られていないものも多い。そのうちの一つが、今回紹介する「オクラホマ・ポット(The Oklahoma Pot)」である。

その名の通り、米オクラホマ州で出土したポットのような鉄の容器(?)は、茶碗ほどの大きさで2つの注ぎ口らしき突起を持っており、何らかの液体を入れて使われていたと考えられる。一見すると不可解な点はないようだが、問題は発見の経緯と、製造された年代だった。
オクラホマ・ポットは1912年、同州トーマスにあった市営の石炭火力発電所でフランク・J・ケンウッドという作業員によって発見された。手押し車に乗らない大きな石炭を割ったところ、中から出てきたというのだ。

発見後、このオクラホマポットは直ちに調査へと回され、鋳鉄(鉄と炭素の合金)で作られていることが判明。さらに、割れた石炭にはポットの痕跡がはっきりと残されており、これはポットが石炭の中に落ちたのではなく、周囲に石炭が形成されるほど長い時間、ポットが炭層に埋もれていたことを示していた。そして、この石炭が産出された炭層(同州ウィルバートン鉱山)の年代測定結果は、なんと約3億年前。地球上に人類はおろか恐竜さえ存在せず、ようやく爬虫類や昆虫が登場したばかりの時代なのだ。
現在、オーパーツ「オクラホマ・ポット」はテキサス州グレンローズの「創造証拠博物館(Creation Evidence Museum)」で、(神によって天地万物が創造されたとする)創造論を裏付ける証拠の一つとして厳重に保管されているという。ポットの真正を示す証拠として、発見者であるケンウッドが1948年11月27日に署名した宣誓供述書も同時に保管されており、そこには前述の発見経緯が詳しく記されているようだ。

鉄の鋳造技術は紀元前7世紀頃に中国で発明されたが、1735年に英国でコークス高炉が完成し、品質の良い鋳鉄の恒常的な生産が可能になった結果、産業革命へと至った。専門家の見解として、「オクラホマ・ポット」の形状は鋳造の際に溶けた金属を入れる容器(取鍋)に似ているという説もあるようだが、そうだとすれば謎はますます深まる。
もちろん「オクラホマ・ポット」にまつわる数々の証拠が、関係者の証言に偏っているという批判もあるのだが、いったい真実はどこにあるのだろうか? このオーパーツをめぐる議論はこれからも続きそうだ。
【参考】
https://www.ancient-origins.net/unexplained-phenomena/ooparts-found-coal-0010767
webムー編集部
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