今も血は立ったまま眠っている。寺山生誕90年に向けた「寺山修司展」が10月5日から開催
かつて寺山修司が住み、演劇実験室「天井桟敷」が生まれた地・世田谷で開催される展覧会、その名も「寺山修司展」。生誕90周年に向けたイベントの見どころを紹介する。
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「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
はやせやすひろ 著
著者が体験した、何とも無気味な実話集
著者・はやせやすひろ氏は、さまざまな怪異や都市伝説を紹介するYouTubeチャンネルを運営する放送作家ユニット「都市ボーイズ」の一員。そして知る人ぞ知る「呪物コレクター」でもある。何と、その多数の呪物の呪いを身体に取り込んでいるため、身体自体が「蠱毒」になっているというから驚く。
そんな著者のもとには、毎日のように「怪異」に関する相談が寄せられる。息子の口の中に黒いモヤが入って異常行動を起こす、神棚が呪物と化して祟る、「リアル特級呪物」と称される人形が次々と呪いを発動する、鬼婆を祀る祠で引いた奇怪なおみくじが人間関係を破壊する……。
本書は、著者が自らの身をもって体験した、何とも無気味な実話集。事実は小説より奇なりというか、いずれも想像を絶する異常な話ばかりで、とても人間が頭の中ででっちあげたものとは思えない(むしろ、これだけ意味不明で多様な小説がいくつも書けるなら、稀有な才能である)。
著者は以前、呪物を集めた迫力満点の写真集を出していたこともある。その気持ち悪さたるや、同書自体がもはや呪物そのものといえるような代物であった。だが、幸いというか、本書には、呪物自体の写真はまったく収録されていないので、ショックは少ない。
また、漫画家の伊藤潤二氏・石黒亜矢子氏が手がけたイラストか、はやせ氏の写真、3種類のポストカードのうち1枚がランダムに入っている。

(月刊ムー 2024年2月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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