ゴルフ場で起きた1700万分の1の奇跡の話など/南山宏のちょっと不思議な話
「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2024年4月号、第480回目の内容です。
記事を読む

ゲーム雑誌「ファミ通」とのコラボでムー的ゲームをお届け!
初夢はどうでしたか? 2024年で最初にご紹介するのは、夢の内容というよりもあなたの寝具がベッドかどうかのほうが重要かもしれません。『Darkness Under My Bed』は、眠っているときにベッドの下に何かの気配を感じてしまう好奇心と寝静まった夜の寝苦しい気配を、そのままアドベンチャーゲームで表現したかのような逸品。
ベッドの下に気配を感じたあなたは、気になるので調べたい。でも、わざわざそのためだけに起き上がりたくはない。なので、ドローンに手を伸ばして、遠隔操縦でベッドの下を調べます。しかしベッドの下は、あなたがいま想像している広さをはるかに超える迷宮のようなのです。正直往年のダンジョンRPGを彷彿とさせるくらいの広大さなので、ペンを手にメモしながらじっくり調査しないといけないレベル。
本作で垣間見ることになる、「ベッドの下の世界」の表現は、ゲーム業界でも類を見ないほどに異様です。なにしろ、ほぼすべてが実写手作りのセットで構築されているのですから。
段ボールや写真、紙やぬいぐるみなどの集積で構成された悪夢的な領域なのです。そう、ベッドの下には無意識が横たわっていたかのように。
ポイントアンドクリックでドローンを操縦しつつ、気になるところを調べていくことで、ベッドの下の世界の果てにある眠れぬ夜の無気味な気配の深奥へとたどり着くことはできるのでしょうか。ホラーな演出は少ないのでご安心ください。しかし得もいわれぬ闇の領域へ深く歩を進めていくことの本質的な悪夢体験は存分に堪能できましょう。あ、ベッドで寝ている方にはとくにおすすめです(筆者は布団派でしたがとっても楽しめました)。

Steam 700円
© DesertFox
本作のムー民度 ★★★★☆
(月刊ムー2024年2月号)
藤川Q
ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。
関連記事
ゴルフ場で起きた1700万分の1の奇跡の話など/南山宏のちょっと不思議な話
「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2024年4月号、第480回目の内容です。
記事を読む
伝説的アングラ劇団が再び動き出す! 「月蝕歌劇団・蠍座公演」が始動
「幻惑演劇実験集〜二千某年のドグラとマグラ」と題された実験的公演が気になる。
記事を読む
天下太平を兆す五彩の霊鳥「鳳凰」/幻獣事典
世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、天子の即位に瑞兆として出現する「鳳凰」です。
記事を読む
日本版ウィンチェスター・ミステリー・ハウスが存在した!? 話題の古書店主が語る貴重な精神医学書たち
いま密かに話題の古書店「書肆ゲンシシャ」の店主・藤井慎二氏が、同店の所蔵する貴重なコレクションの数々を紹介!
記事を読む
おすすめ記事