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ベンジャミン・フルフォード 著
弱体化の一途を辿るハザールマフィアの真実
世界を裏で牛耳る闇の権力「ハザールマフィア」。などというと、またぞろ陰謀論か、と思われるかもしれないが、本書で展開されるそれはひと味違う。何しろ著者のベンジャミン・フルフォード氏は、長年にわたり、ジャーナリストとして活動を続け、その間に世界中の要人とのネットワークを築いてきた人物。
著者は、そうしたひと癖もふた癖もあるインフォーマントたちを相手に、ときには命懸けの取材を敢行し、丁寧に裏取りまでしている。他の凡百の怪情報とは、その確度が違うといえよう。
そんな著者によれば、このハザールマフィア、実は近年弱体化の一途を辿っているという。たとえば世界人口の9割を削減するためにウイルスをばら撒いた「新型コロナウイルス作戦」は不発、世界大戦に発展するはずだったウクライナ紛争も膠着状態が続いている。ハザールマフィアの総本山であるアメリカも、今や崩壊の一歩手前にあるという。
とはいえ、彼らの最後の悪あがきは決して侮れない。あの東日本大震災も、ハザールマフィアが仕掛けた人工テロ地震だったし、最近何かとリークされがちなUFO関係の情報も、その裏には彼らの暗躍があるというのだ。
それにしても、近い将来に台湾が中国に併合され、日本も中国共産党の支配下に入ることが決まっているという著者の宣告には、思わず背筋が凍った。

(月刊ムー 2024年2月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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