新・将門塚での神事に注目の「神田祭」ほか5月の奇祭・希祭
5月、ゴールデンウィークの最中にも全国でさまざまな祭礼が行われる。
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「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2024年1月号、第477回目の内容です。
英国ケント州スノッドランドのジェーン&ピーター・バーン夫妻は、ドアをトントンとノックする音を聞いて、何気なく開けた。
だが、そこには1匹の大きな蟹のほかにはだれもおらず、その蟹は図々しくも、そのままのこのこと家の中へ押し入ろうとした。
驚いたバーン夫妻は、ドアを大きな挟みで押さえて開け放しにしようとする蟹を、蝿叩きをふるって追い出すと、蟹は外の生け垣の中に逃げ込んでしまった。
付近の市街地を同じ種類の蟹が5匹(専門家によるとシナモクズガニらしいとか)前後、2週間ほど前からうろついているのが、住民に目撃されていたという。
2021年10月23日付の「サン」紙の取材記者に、バーン夫妻は当惑顔で返答した。
「蟹がいそうな川や湖沼はこの付近には全然ないし、いったいどこからやってきたのか、まったく見当もつきませんね」
エルサレム在住の35歳のイスラエル人ブレマー・ゲルシュウイン氏(仮名)が、危険運転の容疑で警察に逮捕されたのは、彼の愛犬が運転席にすわって車を運転している動画を、ソーシャルメディアに投稿したためだった。
実際には腰掛けたゲルシュウイン氏の膝の上に座って、飼い主と一緒にハンドルに両手を掛けて道幅の狭い通りを走っていただけなのだが、交通用語でいう〝路上適性〟を欠いた無謀運転をしたかどでも拘留に値する、と判定されたのだ。なお、愛犬のほうがどう処分されたのかについては、これまでのところ詳らかでない。
猫だって負けてはいられない。英国はコーンウォール州ボドミン市の83歳の老女リンジーさん(仮名)が、自宅近くの高さ21メートルの崖から誤って転落したとき、その崖っぷちで必死にニャーニャー鳴きつづけて、転落事故の発生を人間に知らせたのは、彼女の飼い猫ピランだった。
異変に気づいた地元住民からの通報で現場に急行した救急救命隊は、崖下の谷間にリンジーさんが生存しているのを確認した。
あいにく現場は極めて起伏が激しく、アクセスが困難な場所だったので、救命隊は救急ヘリを使って彼女を吊り上げ、病院まで運ばなければならなかった。
「文字どおり猫が窮地を救った」
2021年8月15日付「BBCニュース」はそう伝えている。
千葉県立中央博物館の宮正樹主任上席研究員(64歳)が、2023年10月、新設された日本魚類学会賞の初代受賞者に選ばれた。
海や川で汲んだバケツ1杯の水を解析するだけで、そこに棲息する魚種を判定する最新技術を開発し、今やそれが世界標準にまでなった功績を讃えるもの。
魚の体内から放出されたごく微量のDNAを高速解析する新手法で、宮氏は〝マイフィッシュ法〟と命名した。
それにしても見た目はただの川水や海水なのに、そこから棲んでいる魚類の種類を割り出せるなんて、まさに科学マジック!?
2022年1月15日付の「デイリーミラー」紙によれば、米ロサンゼルスの市警察官2名が、しごく当然の理由でクビになった。
ルイス・ロザノ警官とエリック・ミッチェル警官は、そのときポケモン・ゴーのモンスター、カビゴンを捕まえるのに夢中になりすぎて、進行中の強盗事件の現行犯を追跡・逮捕せよとの上官の命令をなおざりにしてしまったのだ。
ニュージーランドはハミルトン郊外のコーリン&ドナ・クレーグブラウン夫妻経営の農場で、2021年11月、どういうわけか1個だけ、育ちすぎてとんでもなく巨大になったお化けジャガイモが、偶然発見された。
以前はキュウリ畑だった場所の一画で、たまたまコーリンのふるった鍬が、ガツンと地中の何か硬いものにぶち当たったのだ。
急いで掘り出してみたら、くだんのお化けジャガだった。サイズを計測するとさしわたしがなんと40センチ、重量が7・8キロもあり、持ち運ぶにはちょっと重すぎるので、カートに載せて運んだ。
クレーグブラウン夫妻はお化けジャガを〝掘り出した〟(英語でダグアップ)ことから愛称を〝ダグ〟と命名した。
その一方で不思議だったのは、クレーグブラウン夫妻には種イモを植えつけした覚えがまったくなく、何かのはずみで偶然、そこにジャガイモの種が埋まって巨大化したとしか考えられないのだ。
また夫妻は世界記録が気になって、ギネスブックをチェックしたところ、公式記録は最大4・9キロとあり、ダグの重量はそれをはるかに上回っていた!
もっとも野菜は野菜だから、大きさはともかく、肝心なのは味やおいしさだろうが、あいにくこのニュースが「ニューヨークタイムズ国際版」2021年11月6日付などで報じられた時点では、残念ながら(?)だれもまだこのお化けジャガを食していない。
ベテランサーファーのダニー・グリフィス氏(32歳)は、オーストラリア・タスマニア州島のペドラブランカ沿岸で、大事にしてきたオーダーメイドのサーフボードを失くしてしまった。
4年後、北へ2700キロ離れたクィーンズランド州(ちなみに日本列島の長さは択捉島から与那国島まで約3000キロ)沿岸の海底に、釣り人たちが海藻の巨大な塊があるのを発見し、好奇心に駆られて引き上げてみた。
固く巻きついた海藻をなんとか解いてみると、その中心から現われたのはサーフボードだった。
釣り人のひとりが戦利品として店頭に飾っておいたところ、何という偶然か、グリフィス氏の友人の両親が通りかかって目にとめ、サーフボードに記されたサインから、同氏の所有物と判明。めでたく本来の所有者の手に戻された。

南山宏
作家、翻訳家。怪奇現象研究家。「ムー」にて連載「ちょっと不思議な話」「南山宏の綺想科学論」を連載。
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