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北米先住民の歴史や伝統に基づく世界がアートで顕現する!
巨大な丸太に、人や動物・神などの姿を象った木製彫刻柱「トーテムポール」。カナダを中心とした北アメリカ大陸の北西沿岸部に住んでいた先住民族たちが、一族に伝えられてきた歴史や伝説などを子孫に継承したり、家や土地の所有を表すためのものとして制作し建てていたというものだ。
カナダにはハイダ族などの先住民族が住んでいたが、文字を持たないためその起源について書面の記録はなく、トーテムポールで表現された歴史や「ポトラッチ」という祭り(風習)などが古くからの儀式として伝わってきていた。これらの文化は、外国との交流や大陸にヨーロッパなどからの移民が増えていく時代の移り変わりの中で、一度は衰退。しかし、1960年頃から伝統文化を復興する機運が高まり、元々高いデザイン表現や彫刻技術によって伝えられてきたその世界観が、スクリーン版画で制作されアートとして注目されるようになる。
というわけで、そんなカナダ北西岸先住民族の文化を伝えるスクリーン版画の展覧会が、大阪の国立民族学博物館で2023年12月12日まで開催されている。現地では、なかなか見ることができない北西海岸先住民版画の展示と共に、社会変化と版画の変化の相関関係に迫る。何と、ハイダ族の漫画なんかもあるので必見だ。先住民族たちの自然観や世界観に触れに行こう。




<開催情報>
「カナダ北西海岸先住民のアート ――スクリーン版画の世界」
国立民族学博物館
大阪府吹田市千里万博
会期:2023年9月7日(木)〜12月12日(火)
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前)
入場料:一般=580円 大学生=250円 65歳以上=490円
※高校生以下無料 ※障がい者手帳お持ちの方と付添者

杉浦みな子
オーディオビジュアルや家電にまつわる情報サイトの編集・記者・ライター職を経て、現在はフリーランスで活動中。
音楽&映画鑑賞と読書が好きで、自称:事件ルポ評論家、日課は麻雀…と、なかなか趣味が定まらないオタク系ミーハー。
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